仮想通貨を売買する場合、必ず仮想通貨取引所を経由しなければなりません。もし、仮想通貨トレードを始めたい場合、初めに取引所へ登録しなければなりません。そしてここで選び方を悩むと思います。たくさんあって、どこで登録すればいいのだろうかと。取引所を選択する時に、手数料や日本と海外どちらを選べばいいかなど、様々な選択基準があります。今回は、たくさんある仮想通貨取引所の選び方などを説明していきたいと思います。
仮想通貨取引所について
仮想通貨は、第三者である銀行を通さずにトレードを出来るというメリットがあります。ですので個人同士で仮想通貨のトレードをすることが可能なのですが、実際のところはトレードをしたいけど相手を自分で探すことは結構難しいのです。そこで、個人では相手を探せない人たちの為に、取引所が存在するのです。
取引所も無料で使えるわけではなく、仮想通貨の売買をするときに少額ですが手数料がとられます。簡単に考えれば、仮想通貨トレードをしている「買い手」と「売り手」に売買をする場所を提供し、場所代を請求しているようなものです。それと、取引所によって取り扱っている仮想通貨の種類が違います。自分の欲しい仮想通貨を取り扱っている取引所の選び方をしなければなければなりません。
それ以外の選び方のポイントに、売買に使えるツールも取引所によって違います。使いやすいところもあれば、使いにくいところもあります。ちなみに、選び方として取引所が提携している銀行も違ったりします。実際に取引所に登録を完了して売買をしたら利益がでたけど、お金を引き下ろせなかったということもあります。
日本と海外の仮想通貨取引所について
取引所は、日本だけではありません。どちらかと言えば、海外の取引所のほうが多いのです。ただ、海外の場合、日本語に対応していなかったり、していたとしても適当に翻訳した感じが強いのが現状です。しかし、海外のほうが選び方としては魅力的な点が多いというのも現状です。
日本の取引所の場合はレバレッジを25倍くらいでかけれるのですが、海外の場合は、レバレッジを100倍で掛けれる取引所もあります。ちなみにレバレッジとはてこの原理を意味する言葉なのですが、預けているお金に倍率をかけてトレードをすることができるのです。
例えば、10万円を取引所に預けていたとします。そこにレバレッジを10倍掛けたとすると100万円分のトレードができるのです。(実際は90万円取引所からお金を借りている)しかし、利益が出た場合は100万円分なので一気に利益がでるのですが、逆もしかり損益も同じ勢いで出てしまうのです。
ちなみに10万円で、レバレッジ10倍の100万円のトレードをしていた時に、元本(10万円)を割ってしまうと追証と言われる借金を払わなければならないのです。といっても当然のことです。10万円で20万円の損を出せば足りない10万円を払うのは当然ですよね。
日本の取引所に少なく、海外の取引所に多いのが、草コインです。海外の取引所には様々なコインを扱っているので、非常にマイナーなコインを売買できるのです。ただ、海外の取引所の場合だと、日本のように簡単にお金を引き下ろせなかったりするので選び方はご注意を。たまに小さい所であれば、急に前触れもなく潰れてしまうところがあります。日本の場合だと何らかの情報を手に入れやすいのですが、海外の取引所だとなかなか情報を仕入れにくいという選び方のデメリットもあります。
仮想通貨取引所の選び方
仮想通貨取引所を選び方のポイントです。まず選び方としては、手数料がなるべくかからない取引所の選び方をおすすめします。意外とトレードの回数を重ねてくると、手数料がネックになってくることもあります。それと選び方として、なるべく取引所の規模が大きく、取り扱っている仮想通貨の種類が多いところを選び方としておすすめします。
取引所の規模が大きいと仮想通貨の流通量が安定していますし、いきなり潰れてしまう可能性があるという面でも選び方の心配が減ります。さらに話題に上がった仮想通貨が、対応していないということも避けられるので選び方としておすすめです。
選び方はレバレッジにも目を向けるべきです。短期的な売買や、大きく利益を出したい場合の選び方はレバレッジを掛ければ一気に利益を出すことも可能です。特に選び方はかけれるレバレッジが大きいところの選び方をするのが良いです。常に最大でレバレッジを掛けておく必要がないので、選び方は自分に合ったレバレッジを掛ければ良いのです。ですが、必ずこの仮想通貨は上がるという確信があるときの選び方などは、レバレッジを上げることができるので、なるべく大きくレバレッジをかけれる取引所の選び方をすると良いでしょう。(※投資、投機の選び方は自己責任で行いましょう。レバレッジを掛けると、損失が出た時に膨大な金額になる可能性があるので。)
初心者の方の選び方であれば、まずは国内の取引所を開設する選び方をオススメします。正直とりあえずやってみないとわからないことが多いので、選び方としては問題があった時にも対応しやすいという面も踏まえて国内の取引所をおすすめします。英語が得意だという方などであれば、海外の取引所の選び方も一つかもしませんが、実際に問題が発生した時は国内と海外で対応が違うので、選び方は国内の取引所で開設するべきです。
仮想通貨取引所って一つだけでいいの?
もしかすると、多くの方が一つの仮想通貨取引所で売買をされているのではないでしょうか。仮想通貨トレードをする場合はなるべく二つ以上の取引所を開設することをオススメします。一つの所だけだと、取引所のサーバーがダウンした時に、売買が行えなくなってしまいます。それと、リスクヘッジ的な兼ね合いで資産を分配させておくべきです。急に取引所が閉鎖した時に、投資に回している全資産を損失してしまう可能性があるからです。
二カ所以上で開設している場合は、アービトラージという手段を取ることができます。これは、取引所の価格差を利用して差額を得る手段です。例えば、AとBという取引所があったとします。Aでは1BTC=100円、Bでは1BTC=150円だとすると、A取引所で1BTCを買い、B取引所に1BTCを送金して売ると、50円ほどの利益がでるのです。こうやって、利益を得るのがアービトラージです。
おすすめな選び方は、海外の取引所と日本の取引所を持っておくべきです。海外と日本では仮想通貨に対する法規制が違ったりします。片方は緩くて片方は厳しい、海外の場合は取引所自体の規則が緩かったりするので、レバレッジが100倍であったり、手数料が極端に低い場合もあります。日本は少し前まで、仮想通貨に対して先進的でしたので、海外に比べると法規制が緩い場面もありました。しかし、今後はどうなるのかわからないので要注意です。
海外では、国の法律でいきなり仮想通貨取引の中止を告げられる場合があるので、極端な政策などに対応できるよう海外だけではなく、日本の取引所も開設しておくべきです。投資は必ずリスクヘッジをしておかなければ、痛い目をいつか見ます。一つに資産を集中させておくと、何かあったときに取り返しのつかないことになる可能性もあります。そういった意味合いでも、仮想通貨取引所は二つ以上開設しておくべきです。
コインチェック問題
日本の仮想通貨取引所であるコインチェックがハッキングされ、約580億円の仮想通貨NEMが流出する事件が起きました。この事件はコインチェックのセキュリティ管理の甘さを突かれたと言われています。通常はコールドウォレットと言われるオフラインで仮想通貨を管理する方法をとるのですが、コインチェックはホットウォレットと言われるオンライン上で仮想通貨を管理する方法で管理していたのです。
当然ながら、オンライン上で管理していればハッキングの的になりますよね。コールドウォレットであれば、ハッキングは不可能となります。この事件は結局、悪いのはハッキングをした人たちですが、きちんと管理をしていなかったコインチェック側にも責任があるということです。
仮想通貨取引を始めようと思うと、まず初めに取引所に口座を開設するところから始まります。ここで取引所の選び方によって取引のしやすさが変わってきます。ですので、すぐに取引を始めたいと思っても、なるべく慎重な選び方をするべきだと考えます。