アメリカのCBOEが、ビットコインETFの申請をSECに行いました。過去、ビットコインETFの申請は何度も行われてきたのですが、そのたびに却下されてきたという歴史があります。
しかし、今までは「ビットコインETFを申請した」というニュースだけでビットコインに買いが集まり、価格が高騰していたのに、今回はビットコインの値動きに影響はありませんでした。これを見ても、今までに比べて市場のムードが悲観的で盛り上がりに欠けており、仮想通貨市場が低迷していることを表していると言えます。
もし、ビットコインETFが実際に認可されれば、ビットコインの価格は暴騰するでしょう。なぜかといいますと、「ETF」という形であれば、機関投資家がビットコインに投資しやすくなるからです。
本来、ビットコインに投資をするためには、現物を購入する必要があります。しかし、購入したビットコインをどう保管するのかということは、機関投資家にとって悩ましいところです。取引所に預けておいた場合、ハッキングで盗まれるかもしれませんし、そうなった場合、取引所が補償するという決まりはありません。
また、自らハードウォレットに保管しようと思っても、操作ミスでビットコインを永久に失ってしまう場合もあります。機関投資家は富裕層からお金を預かって運用している身ですから、顧客に説明ができないような、これらのリスクを取ることはないのです。
しかし、ETFであれば、数字としてのビットコインを購入することができるので、保管方法に頭を悩ませることなくビットコインに投資を行うことができます。2018年に入ってから、仮想通貨市場は低迷していますが、このETFが認可されれば、去年のようなお祭り相場になること思われますので、是非認可されて欲しいですね。