カナダは、ブロックチェーンの技術の活用に関しては、第一位のアメリカ、第二位のイギリスに次いで世界第三位の規模の国とされています。

今年7月に発表された調査結果によると、2017年12月時点で仮想通貨を保有している人は国民全体の約5%に上るとのことで、約1年前の時点からほぼ倍増しており、仮想通貨に対する関心の高さがうかがえます。

カナダはもともとイノベーションに寛容な国であるとされています。また、寒冷な気候を持ち、豊かな自然が広がっていることから、水力発電が盛んです。

その恩恵を受け、先進国の中では電気代も比較的安いとされていますので、今では多くの電力を消費するマイニングも盛んに行われています。マイニングは安い電力と、高熱になるコンピューターを冷やす環境が不可欠なのですが、カナダの気候はそれを満たしているというわけです。

2018年は収益が見込める企業活動として「マイニング」が注目される年となりそうで、すでにSBIもビットコインキャッシュのマイニングを、力を入れて行っています。

ただ、マイニング作業は莫大な電力を必要とし、現在ビットコインのマイニングを行っている電力を合計すると、アイルランド全体の電力に匹敵するとのこと。ビットコインの存続に「マイニング」は不可欠ですが、多量の電力を必要とするマイニングは、今後環境問題として取り上げられる可能性もありそうです。