2018年初頭のビットコイン相場は、下落基調から始まり一部の仮想通貨投資家は今後上昇しないなどのような厳しい評価をしていました。結果的に2018年初めごろの下落基調は4月手前で一旦区切りを付け、2018年6月時点で新たな動きを見せています。急騰相場といった状況までは至っていませんし、上昇基調ではありません。
しかし、仮想通貨事業やイベントについて目を向けてみると、様々な企業が仮想通貨プロジェクトを発表したり、仮想通貨取引所を設立したりといった動きがあり市場に資金が流入しています。また、他にも最近では新興仮想通貨のプロジェクトが、独自性を放っており例えばSNSと連携した通貨もあります。
さらに、仮想通貨市場を盛り上げているのはそれだけではありません。今回紹介する暗号女子のように、仮想通貨に関連したコミュニティ・団体・企業も生まれており、仮想通貨投資家同士が実際に交流する機会が増えています。そこで今回は、仮想通貨初心者や仮想通貨の現状について知りたい方に向けた、仮想通貨市場の状況や取引に関する考え方、さらに暗号女子の活動についても紹介していきます。
仮想通貨市場の状況
2018円の仮想通貨市場を知る為には、今どのような方向性で仮想通貨が進んでいるか1つ1つ情報を整理していく必要があります。まず、ビットコインについてです。ビットコインは、いわずとしれた仮想通貨の基軸通貨とも呼ばれる、市場の中心的役割を担っている通貨です。2018年のビットコインは、前年のバブル相場の影響もあり、3月頃まで下落基調が続いていましたが、4月頃からレンジ相場・上昇基調の始まりとなりました。しかし、5月から再び下落基調へと進み6月末時点では、1BTC=67万円台を推移しています。
なぜ6月に大きな下落が起きたたかというと、国内ではビットフライヤーなどに対する業務改善命令が下され、市場に悲観的な観測が広がったからと考えられます。また、ビットコイン自体は、現在スケーラビリティ問題もあるので、全体的に上値を重くする材料が残っています。しかし、将来性としては見込みがありますし、何より基軸通貨として機能していることから今後も価格変動はありつつも、上昇局面は期待できます。
次に、仮想通貨市場と企業についてですが、2018年に入り企業の仮想通貨事業参入のニュースは増加傾向にあります。これは、2018年に突然仮想通貨事業へ参入する事例が増えたのではなく、以前から検討・準備されていたプロジェクトが今年に入り発表されたと見るのが自然です。ただ、企業が仮想通貨に対して期待を持っていることも事実で、特にイーサリアムはスマートコントラクト機能を活用した、新たなデジタルコンテンツプラットフォームの開発や、ゲーム開発などが進められています。また、NASAも新型宇宙船の自動運転システムに、イーサリアムのスマートコントラクトを検討していると報道されました。
このように、企業による仮想通貨事業参入・検討の情報は2018年に入っても増加しているので、今後も市場が活発的になることが予想できます。従って、6月のビットコインなど下落基調に惑わされず、多角的な視点で見る事が大切です。
仮想通貨を独学か勉強会で習うか
仮想通貨初心者や1ヶ月以上取引をして、少しずつ慣れてきた投資家の中には、仮想通貨とどのように向き合っていくか悩んでいる場合もあるのではないでしょうか。なぜかというと、仮想通貨は2018年時点でもまだ市場が不安定な側面があり、取引手法も確立されていない成長中の分野です。ですので、仮想通貨投資を1人で行っていると、今取引した手法が正解なのか、他の人はどのような取引をしているのかなど色々と考えてしまうことがあります。
ですので、このような場合考え方を整理する必要があります。まず。今仮想通貨で悩んでいる内容について落ち着いて考えてみます。もし、それが仮想通貨の勉強方法についてであれば、仮想通貨以外の投資に関する書籍を読んでみることで解決できる可能性があります。
勉強方法で悩むという事は、その1つに投資に関する知識不足からくる不安が考えられるので、株式投資関係の分析本や、経済寄りの書籍も読み、不安を解消するように心がけます。
次の悩みは、仮想通貨投資をしていて他の人と交流する機会などが少ないことによる、情報不足が挙げられます。このような時は、後述でも紹介する暗号女子のサイトを拝見したり、交流会に参加したりすることで解消できるでしょう。
通常、仮想通貨投資というと、1人で黙々とパソコンの前で取引をしている事が多いですが、最近では仮想通貨に関するイベントやセミナーも増えたので、他の仮想通貨投資家とコミュニティを作ることが容易になっています。また、それだけでなく企業や団体が、仮想通貨に関するコミュニティサイトを作り、情報発信している場合もあるので参考情報として投資に活用できますし、仮想通貨投資に対するモチベーションも上がるでしょう。
ただし、セミナーに参加する際は注意する点もあります。それは、セミナー内容は外からは分かりにくく、自分に合っている内容かどうかは参加してみないと分からないという点です。また、仮想通貨関係のセミナーは年会費や参加費が掛かるものが多く、今後参加を検討している方は予算の範囲内で参加できるセミナーを探しましょう。
暗号女子とは
続いては暗号女子について意味や概要を紹介していきます。まず、一般の方はもとより仮想通貨投資家でも暗号女子という言葉について初めて聞いた方もいるでしょう。暗号女子というのは、合同会社officeYAMAMOTOが運営している事業の名称で、暗号女子と呼ばれる女性達が暗号通貨を軸に世界と繋がるといった趣旨の理念を公開しています。また暗号女子は、7名の所属メンバーが紹介されており、仮想通貨を広める為の活動などに参加しています。
暗号女子の活動
暗号女子の活動内容は、暗号通貨=仮想通貨の技術を広める為の交流会や勉強会などを主催しており、詳細な内容は不明ですがセミナーのような活動もしているのでしょう。また、それだけでなく、仮想通貨関連のイベントレポートや、暗号女子交流会も主催しているようなので仮想通貨に関する積極的な活動をしていることが分かります。
また、仮想通貨技術に関する最新情報をサイト内に提示するなど、仮想通貨初心者も含めて現在の仮想通貨市場でどのような技術が生まれているのか確認することもできます。
詳細な活動内容やイベント情報は、暗号女子の会員にならないと分からないようですが、2018年6月時点でも公式サイトが運営されているので、活動が継続されていると考えられます。また、公式サイト内のコンテンツも6月時点で更新されているので、暗号女子に興味・関心がある方は拝見してみるとよいでしょう。
暗号女子は仮想通貨関連のイベント主催やレポートなどを行う
ここまで暗号女子の概要について紹介してきましたが、これ以上の詳細な内容を把握するには会員登録を行う必要があります。分野としては、主に仮想通貨関連のイベントレポートや企業との会議、そして暗号女子が主催する勉強会や交流会が主な事業といえます。
会員登録には年会費が必要で、会員が参加する活動は前述でも触れたように交流会・勉強会などのセミナー関係がほとんどでしょう。これから仮想通貨コミュニティに参加したいという方や、暗号女子の活動に興味がある方は1度検討してみるのも1つの方法でしょう。