11月29日、エイダコインの相場が一時19円まで高騰しました。チャートを見ると相場の上がり方は急激に伸びており、何らかのアナウンスが発表されたことが伺えます。さらにこのタイミングでエイダコインを売却するホルダーが続出し、多くの億り人(1億円以上の利益保有者)を排出したと同時に、高騰していた相場を下げる要因となってしまいました。

それでも一日の終わり値は12円程度と前日比の4倍を維持していることから、エイダコインに対する市場の関心が集中してきたものと思われます。翌日30日においても新規取引所BINANCEへの上場ニュースがあった事から再度高騰を迎えており、取引価格は15円まで上昇しました。29日の動きに比べると小幅な波ですが、過去のビットコインの例を見ると、利確目的の売りにより大きく値下がりを何度か繰り返した後に急激な高騰を迎えるケースが多々あります。エイダコインも同じ道を辿るのでしょうか。一層、エイダコインから目を離せなくなりました。

19円まで高騰した原因と考察

最近まで4円や5円になった事で大騒ぎをしていたエイダコインが、なぜ突然19円まで高騰したのでしょうか。要因はカルダノより発信されたツイッターメッセージにあります。

カルダノニュースレター

これによると、『Bittrexにおけるエイダコインは、今後ビットコインだけでなくイーサリアムと相互交換を行う事ができるようになった』と書かれています。これによりエイダコインの信用価値はBittrexにより高められ、多くのトレーダーを招く事になりました。大手取引所Bittrexにおいて取引できる通貨が増えたこということは、これまでの新規上場とは異なり他の取引所にも影響を与え、エイダコイン市場全体を左右することになりかねません。そして結果は朗報へと向かって行くでしょう。その期待が相場を動かし、今回の高騰に繋がったものだと考えられます。

ETHとADA交換量の推移

ETHとADA交換量の推移

エイダコインだけでなく、イーサリアムもその価格相場を伸ばしており、11月30日には5万円ほどに取引価格を高騰させました。ビットコインに比較すると手を出しやすい価格帯や将来の倍率向上の高さから非常に人気を博しており、特に韓国勢のトレーダーが多い通貨です。このイーサリアムはBittrexの取引用通貨としても採用されており、他の仮想通貨からイーサリアムに交換することができるのです。そして11月29日にはエイダコインとの相互交換を始めました。実際に取引が開始されると、11月の価格上昇最有力候補であったBCC(ビットコインキャッシュ)の取引量をあっという間に抜き、12月1日には総取引量1位となっています。今回の19円相場はこのイーサリアムに交換した場合の価格であり、ビットコインに換金を行う場合は14円程度の価格相場です。見ての通り現在はイーサリアム取引に注目が集まっていますが、今後ビットコインに注目が移動すると取引利益の有益性が変わってくる為に、Bittrexで取引を行う以上は常にBTCとETHの取引状況をチェックしておくべきです。

エイダコインの信用度が拡大中。各取引所が次々に取り扱い開始

11月30日の夜9時頃、カルダノロードマップを目前にしてまたもや新規取引所に上場を果たしました。今回は中国で最も勢いのある取引所「BINANCE.COM」です。BINANCEはその取引高を世界4位と誇っており、手数料の少なさや取扱商品の多さなどからもユーザーから厚い信頼を得ています。恐らく今回も、取り扱い商品拡大のためにカルダノがPRを強化しているブロックチェーンを改良したウロボロスシステムを見て影響を受けたのではないでしょうか。ウロボロスの公開後から、エイダコインの取り扱いを行う取引所が急増したようにも見えます。そのためもはやホルダーも上場イベントに慣れてしまいツイッターなどの賑わいもささやかなものでしたが、相場に与えた影響は大きなもので、相場はまたもや14円へと吹き返しました。振り返ってみると、エイダコインがこれまで上場してきた取引所はどれも特徴のあるもので企業としての勢いが強いものでした。今後は日本に上場する可能性も捨てきれないので、日本で有力な取引所に口座を開設しておくと後の役に立つかもしれませんね。

仮想通貨時価総額ランキングの7位~10位を移動中

仮想通貨時価総額ランキングの7位~10位を移動中

エイダコインの取引価格が3円程度だった頃は15位~18位を移動していましたが、先日の高騰以降は上位10位以内を維持しています。市場心理が安定しないビットコインからアルトコインに流れている時流と、20円未満という他の有名アルトコインたちよりも安い価格が取引量上昇に繋がっているのでしょう。円建て高効率の24時間推移を見ると、1位はWTC(ウォルトン)が前日比+36.18%、862円と高価格帯で推移しており、それに次いでエイダコインが前日比+32.93%、14.65円と2位にランクインしています。3位のPOWER(パワーレンジャー)の前日比+26.44%81.75円も気になるところですが、この取引価格の金額差を見ると、いかにエイダコインにアドバンテージがあるのか見て取れますね。これだけメリットがあるにも関わらずエイダコインのデイリーチャートは波を打っており、価格上昇にブレーキをかけています。利確者が続出しているのが原因なのですが、その利確金額には目を見張るものがあります。12月1日朝、「ADAコインのプレ組だけど朝起きたら億ってた」などのコメントが飛び交っており、エイダコインの恩恵を受けた人の多さと金額には羨望と今後への期待を感じてしまいます。

2017年内に再度高騰の予兆あり

エイダコインのデイリーチャートの動きが激しくなってきました。チャートが大きく動く時には2種類のパターンがあります。不安要素を抱えた小さな動きの連続と、価格上昇中に利確者が売却する為に発生する中程度の4~5回程度の動きです。今回のチャートを見ると後者であるため、エイダコインの相場が上昇すると共に価格帯の底上げが成されたことが分かります。つまり、近いうちにもう一度エイダコインの価格が爆上げする見込みがあるのです。新しいメッセージプラットフォームのRocket chatや先週ローンチ公開されたカルダノフォーラムによるアプローチも盛んになっているため、来年とは言わずに残り短い年内にその時が来るかもしれません。中でもカルダノフォーラムはカルダノコミュニティが交流できる場所、カルダノに関するすべての情報が見つかるナレッジベースとしているため、有益かつ有力な情報の入手場所となるでしょう。1,000人以上の会員が1週間以内に登録を完了し、10万という驚くべきページビューを記録していることからカルダノもサポートに力を入れており、日本のユーザー向けのセクションも追加され、今後はより多くの国や言語が追加される予定です。

Rocket chatはまだベータ版のチャット機能なので、今後の改良に期待されるところではありますが、既にスパムやスキャムからユーザーを保護するための優れたツールが用意されています。カルダノもRocket chatの採用に対して自信を持っており『コミュニティに対する正しい方向性であると確信しています』とのメッセージを発信しています。

■Rocket Chat(Beta)
https://chat.cardanohub.org

■カルダノフォーラム(日本語ページ)
https://forum.cardanohub.org/c/japanese

カルダノはサプライズを大切にする企業なので、クリスマスや年末は特にその動向に注目するべきです。現在も、ロードマップのカウントダウンに関係無く様々なサプライズが行われています。過熱してきたエイダコインを売却するには、時期尚早です。