2017年12月末にビットコインの価格が大高騰で盛り上がりを見せてから、我々の生活に『仮想通貨』という言葉が急速に浸透してきました。そのブームに乗っかり乱立するICO案件や仮想通貨決済可能なバーなど、仮想通貨に関連する様々なビジネスが誕生しました。
今回その中でも特に異色を放つ『仮想通貨少女』に関して紹介していきます。そもそも仮想通貨少女とは?といった基礎的な情報から仮想通貨少女が誕生した経緯と目的、そして活動内容まで徹底的に解説していきます。
仮想通貨少女とは?仮想通貨少女の基礎的情報
いくら仮想通貨が我々の生活に浸透しているとはいえ、いきなり『仮想通少女』という言葉を聞いても何のことかピンとはきませんよね。この言葉だけを聞くと、仮想通貨に関して詳しい女の子のことかな?と思う方も多いかもしれませんが、実は違います。そこでまずは仮想通貨少女とは?といった基本的な情報から解説をしていきます。
仮想通貨少女とは、簡単にいってしまうと仮想通貨をテーマとしたアイドルグループのことです。彼女たちはもともとは星座百景というアイドルグループに所属していましたが、派生ユニットとして2018 年1月5日に結成されました。
聞きなれない単語が飛び交いわかりづらいかもしれませんが、星座百景という大元のグループがあり、その中の数人から仮想通貨少女が構成されているということです。つまり、仮想通貨少女のメンバーは星座百景と仮想通貨少女の2つのグループを兼任しているということです。(AKB48の中の渡り廊下走り隊と同じ立ち位置)
ちなみに星座百景はシンデレラアカデミーという芸能事務所に所属しており、構成人数は7人となっています。メンバーに関しては後述しますが、世界初の仮想通貨アイドルグループということで海外からも注目を集めています。まだ誕生してから半年ほどしか経過していませんが、実際にライブ活動をするなど精力的に活動をしており、すでにコアなファンも獲得しています。
※結成当初はメンバーが8人いましたが、卒業や入れ替えで現在は7人で活動しています。
仮想通貨少女誕生の経緯!結成の目的は?
仮想通貨少女とは?といった基本的な情報を理解できたところで気になるのが、誕生に至った経緯や結成の目的ですよね。ここではなぜ仮想通貨少女が誕生したのか、仮想通貨少女誕生の経緯とその目的を紹介していきます。
仮想通貨少女は、ブロックチェーン技術や仮想通貨の将来性を正しく理解し、広めることを目的として結成されました。2017年末のビットコイン高騰に伴い、仮想通貨で億単位を稼ぐ『億り人』と呼ばれる人が多く誕生しました。そこから仮想通貨界隈ではどの銘柄を買えば儲かるのか?という人間の欲がひしめき合う話題ばかりが語られるようになりました。
このブームにのっかり詐欺まがいのICO案件なども乱立し、中には大損をしてしまった人もいます。もともとは我々の生活をより便利にするために開発された技術にもかかわらず、今ではただのマネーゲームとして扱われてしまっています。このままでは今後ブロックチェーン・仮想通貨の技術自体が淘汰されてしまう可能性さえあります。
このままでは仮想通貨の未来が危ない、と危惧したシンデレラ・アカデミー(仮想通貨少女が所属している事務所)は、仮想通貨をただのマネーゲームではなくもっと身近な存在にするための普及活動として仮想通貨少女を誕生させました。
メンバーそれぞれに担当銘柄?仮想通貨少女のメンバー紹介!
仮想通貨を世に広めることを目的として結成されただけに、仮想通貨少女では仮想通貨に関連する情報が紐づけられています。その中でも特徴的なのが、メンバーそれぞれに『担当銘柄』が振り分けられているという点です。
どういうことかというと、Aさんはビットコイン担当、Bさんはビットコインキャッシュ担当、などのように銘柄が決まっており、メンバーは自分の銘柄に関する知識を豊富に有しています。現在7人いるメンバーそれぞれの銘柄と人物像を紹介していきます。
まず一人目が、仮想通貨少女のリーダーである成瀬ららさんです。成瀬さんはビットコインキャッシュ(BCH)を担当しています。リーダーというだけあって18歳とは思えぬほどしっかりしており、個性的なメンバーのまとめ役として一役買っています。また、自分の銘柄であるビットコインキャッシュに対しても勉強熱心で、ビットコインキャッシュが誕生した経緯に関する動画をyoutubeにアップもしています。
二人目が、ビットコイン(BTC)を担当する白浜妃奈乃さんです。白浜さんは仮想通貨の基軸通貨であるビットコインを担当しているだけあり、仮想通貨少女ではセンターを飾っています。年齢もまだ16歳であどけなさが残っており、ファンからは絶大な人気を誇っています。
三人目はカルダノ(ADA)を担当している松沢果菜子さんです。年齢は17歳で、仮想通貨少女随一の歌唱力を持っています。その高い歌唱力とは裏腹にお茶目な一面もあり、17Liveでバカ殿のメイクを披露するなどファンから親しまれています。
四人目はネム(XEM)を担当する上川湖遥さんです。彼女も17歳という若さにもかかわらず、ネムに関する知識をTwitterでアウトプットするほどの勉強熱心な方です。また、ネムといえばコインチェックからの流出事件で世間を賑わせました。上川さんは事件当時にネムホルダーを心配するコメントを出すなど、17歳とは思えないほど気遣いのできる方です。
五人目はネオ(NEO)を担当している南鈴華さんです。彼女は仮想通貨少女の中では年長の22歳です。年上だけあってかなりの博識で、ネオを勉強するためにアムステルダムのミートアップ動画を視聴するほどの真面目さです。メンバーやファンからは『すーさん』と呼ばれ親しまれています。
六人目はモナコイン(MONA)を担当している愛須ももさんです。年齢が非公表というミステリアスな一面もありますが、見た目は175cmもあるスタイル抜群な女性です。
そして最後7人目が、トリガー(TRG)を担当する姫川ゆなさんです。トリガーは仮想通貨少女のポートフォリオに最近追加されたばかりです。姫川さんは笑顔が素敵な美しい女性で、加入したばかりにもかかわらず多くのファンを魅了しています。このように、仮想通貨少女は個性的なメンバーで構成されています。
仮想通貨少女のギャラは仮想通貨で支給!?
仮想通貨少女の特徴として、メンバーそれぞれに銘柄が振り分けられていることを紹介してきました。しかし、仮想通貨少女には他のアイドルグループではありえないような特徴がまだまだあります。まずはその中でも一番衝撃的な内容を紹介します。
それは、仮想通貨少女のメンバーはギャラが仮想通貨で支給される、ということです。どの仮想通貨で支払われるかというと、メンバーそれぞれの担当銘柄ではなく全員ビットコインで支給されます。2017年末には大高騰したビットコインですが、まだまだ相場は安定していません。2018年7月15日現在では1BTC=80万円前後です。メンバーは給料日が近づくと相場をチェックするなど、そわそわするそうです。普通のアイドルでは考えられないですね。
また、コインチェックのネム流出時には、メンバーの給料が未払いになるという事件も起こりました。というのも、彼女たちの給料を支払うため、事務所側がコインチェックに200万ほど預けており、凍結のため引き出せなってしまいました。事務所側からは日本円での支給を提案しましたが、メンバーは『仮想通貨を普及するために活動を行っているのに、日本円で受け取るのは違う』と断ったそうです。仮想通貨に対する思いの強さが伺えますね。
ライブ入場料まで仮想通貨決済!?核心をついた歌詞がスゴイ!
メンバーのギャラが仮想通貨支払いという驚くべき事実をお伝えしましたが、実はライブ入場料、物販購入、メンバーとのツーショットチェキ、など仮想通貨少女に関することはすべて仮想通貨決済が必要です。基本的にはビットコインかイーサリアムでの決済となるため、ファンも仮想通貨を購入しなければなりません。仮想通貨少女のコンセプトである『仮想通貨をもっと身近に!』をあらゆる面で実現しようとしています。
また、仮想通貨少女のデビュー曲である『月と仮想通貨と私』の歌詞が投資の本質を突いていると話題に上がっていました。歌詞には『高値で掴むと地獄だぞ』『イナゴ達は火傷するぜ』『忘れるな!2段階承認』『ポジショントークに気をつけろ』のように、仮想通貨投資をしている方なら納得してしまうような内容ばかりです。
今まで紹介してきたように、仮想通貨少女は従来のアイドルとは全く違った活動をしています。まだまだ結成されたばかりですが、海外のメディアからも注目を集めコアなファンを多く獲得しています。仮想通貨が投資目的ではなく、その正しい技術を世の中に普及するためにはこうした活動も必要なのかもしれません。気になる方は是非チェックしてみてください。