2018年も国内は仮想通貨市場が盛り上がっており、ビットコインやイーサリアムといったメジャーな仮想通貨だけでなく、比較的マイナーな仮想通貨にも注目が集まっています。また、日本の場合ICO案件やマイナー仮想通貨の取引についても寛容的で、自由な取引ができます。

最近仮想通貨取引を始めた方や、これから仮想通貨取引を始める方は、仮想通貨について寛容的な国の1つが日本ということを認識することが大切です。仮想通貨取引を手軽且つ自由に取引できることは、当たり前ではなく海外のいくつかの国では仮想通貨について全面禁止措置を実行している事例もあります。

しかし、一方自由に取引ができるということは、詐欺的な仮想通貨も取引できてしまうということです。従って、仮想通貨初心者は、マイナー仮想通貨を選ぶことが難しい状況ともいえます。そこで今回は、比較的マイナーといえる仮想通貨VIPSTARの特徴や将来性、相場状況などについて紹介していきます。国産の仮想通貨ということもあり、モナコインに続いて注目されている通貨でもあります。

仮想通貨VIPSTAR(ビップスター)とは

仮想通貨VIPSTAR(ビップスター)は、2018年2月17日に発行・上場されました。発行時期が2018年ということで、仮想通貨の中でも特に新しい通貨といえます。仮想通貨VIPSTARの読み方はビップスターで、インターネット掲示板5ちゃんねるのユーザーによって開発された、国産の仮想通貨になります。ベースとなるシステムは、仮想通貨Quantumで構成されています。

仮想通貨Quantumを簡単に説明しますと、ビットコインベースのブロックチェーン技術に、仮想技術を使ってイーサリアムのスマートコントラクトを実装・動作させているのが大きな特徴です。従って、仮想通貨VIPSTARは、ビットコインベースの安定性とイーサリアムのプラットフォーム技術を兼ね備えた優れた機能を保有しています。

仮想通貨VIPSTAR(ビップスター)とスマートコントラクト

また、スマートコントラクト機能とは、自動契約プログラムともいわれており、自動販売機に例えられることもあります。役割としては、コンテンツ等の制作者が販売代理店や仲介業者と提携せず、自動プログラムを使って販売・契約手続きを進める事ができます。従って、制作者と消費者が直接取引できるので、コストを抑えることができますし、ファンを増やしやすいというメリットもあります。

スマートコントラクト機能を更に説明しますと、ブロックチェーン上に契約情報を全て書き込み、保管するので改ざんができないよう対策が施されています。仮想通貨VIPSTARの開発目的についてですが、ビジネスや通貨としての機能を重視しているのではなく、社会問題を解決するためです。

仮想通貨VIPSTARの運営が、社会問題を軸にしたプロジェクト立ち上げる要因の1つが、2011年3月11日に発生した東日本大震災で、寄付といった援助方法はありましたがそれでも被害に遭われた地域や人々に行き渡る事が難しい現状があります。また、他にも現在世界では貧困にあえぐ人々は存在し、援助・寄付といった支援の手が差し伸べられている側面もありますが、寄付についても問題が発生しています。

それが、前述の震災と同様に、寄付を行っても行き渡るまでに時間がかかり、実際に寄付を行う慈善団体の方針や考え方によって送り先も変わります。また、寄付と一言で表しても、資金調達は難しいですし一定数の人材が必要です。このように、誰かを助けようと金銭面で支援を行う、寄付を行うにも様々な課題が残されており、これらを解決するために仮想通貨及び仮想通貨VIPSTARの開発・運用を行っています。

仮想通貨VIPSTAR(ビップスター)の特徴

続いては仮想通貨VIPSTAR(ビップスター)の特徴について解説していきます。1つ目は、社会問題を解決するために開発されたという点です。前述でも紹介しましたが、仮想通貨VIPSTARの運営は寄付という支援に課題が残されていることを危惧して、仮想通貨VIPSTARで寄付が手軽にできるよう考えています。仮想通貨は、従来の資金調達と比較してスピーディ且つ、プロジェクト内容を広く伝える事ができます。

しかし、現状仮想通貨VIPSTARにも課題が4つ程残されているので、運営側が現在それらを解決できるよう取り組んでいます。。まず、一般社会に仮想通貨VIPSTARを認知してもらう事です。仮想通貨自体の歴史が浅く、投資対象としてのイメージも強いため、一般の方が購入する機会が少ない側面もあります。また、仮想通貨VIPSTARの知名度はビットコインなどと比較すると低いので、仮想通貨VIPSTARで支払い・寄付が簡単にできる枠組みを作る必要があります。

次の方針は、課題というよりは目標で、世界的なイベントの際に寄付を行う旨を予定しています。大きなイベント時に寄付を行うことで、仮想通貨VIPSTARの知名度向上にも繋がりますし、社会的にも意義のある行動といえるでしょう。また、仮想通貨VIPSTARの基本理念である、被災地に楽しさを持ってもらえるシステム作りという点で意義があります。

仮想通貨VIPSTAR(ビップスター)の価値を高めるもう一つの要素とは

寄付が手軽にできることで価値を高める仮想通貨「VIPSTAR」続いては、インターネット上でも仮想通貨VIPSTARの利用機会を、増やす取り組みを行うという内容です。支援や寄付という役割だけですと、利用してもらう機会が少ない場合もあります。そこで、仮想通貨VIPSTARのSNSや、ゲームに実装させることで誰もが身近に感じてもらえるよう考えられています。

そして、もう1つの方針が、仮想通貨VIPSTARのアプリ開発です。運営側が考えている支援・受け取る方法が、スマートフォーンアプリを使って即座に仮想通貨VIPSTARを送金、受け取った人は仮想通貨VIPSTARを決済手段として使えるショップで生活に必要な物と交換するという内容となっています。従って、仮想通貨VIPSTARが発行されているだけでは、システムとして未完成なのでスマートフォン向けアプリの開発を運営方針に組み込んでいます。

2つ目の特徴は、仮想通貨VIPSTARのシステムです。仮想通貨Quantumをベースにしているため、ビットコインとイーサリアムの技術のハイブリッドという性質を持っています。従ってマイニング方式は、PoW・PoS方式のハイブリッドとなっており、ブロック数によってマイニング報酬が変化します。また、他にも冒頭で触れたスマートコントラクト機能も魅力的です。ビットコインの安定性とイーサリアムの技術を合わせたハイブリッド方式は、仮想通貨VIPSTARの価値を高める重要な要素といえます。

仮想通貨VIPSTAR(ビップスター)の相場と将来性

続いて仮想通貨VIPSTARの相場・チャートについて説明していきます。2018年7月時点の仮想通貨VIPSTARは、1VIP=0,05円前後を推移しており、方向性は定まっていない傾向があります。2018年2月に発行されたこともあり、まだ仮想通貨VIPSTARの市場自体が落ち着いていない側面もありますが、プロジェクトは進んでいるので中・長期的に見たら大きな問題ではないでしょう。

仮想通貨VIPSTAR(ビップスター)の将来性についてですが、2018年に起きた西日本豪雨災害時にもツイッターで寄付を募るなど支援活動を積極的に行っているためプロジェクト自体に価値があるいえます。従って、将来性にも期待できますし、何より社会貢献という意義のある活動を軸にした内容は、一般の方にとっても非常に助かるものです。今後のプロジェクトにも注目です。

仮想通貨VIPSTAR(ビップスター)を取り扱っている仮想通貨取引所は、海外のコインエクスチェンジ取引所で取り扱っています。仮想通貨経験者であれば知っている取引所ですが、通称草コインと呼ばれる極めてマイナーな仮想通貨を数多く取り扱っていることでも有名です。仮想通貨VIPSTARを購入するためには、国内の仮想通貨取引所でビットコインなどを購入し、その仮想通貨で仮想通貨VIPSTARと取引します。