ビットコインの価格を予測するウェブボットとは?

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仮想通貨の世界でもビットコインの価格などを予測している「ウェブボット」というものがあるのをご存じでしょうか。ウェブボットとは未来予測プログラムとして開発され、以前は的中率も低くウェブボットはあまり話題にはなりませんでした。しかしここ数年ウェブボットの予測の的中率が飛躍的に上昇したことから、ウェブボットが注目され始めてきました。2017年の予測でウェブボットは、トランプ大統領の就任や、金価格の高騰、地政学リスクやビットコイン価格の高騰などを的中させています。

これを読んでいる方は、ビットコインやイーサリアムなどの仮想通貨は2018年どのようになるのか、きっと気になっていることでしょう。今回は、ウェブボットが予測している、ビットコインやアルトコインがどのようになるのかをまとめていきます。

ウェブボットとは

ウェブボットとは、元マイクロソフトのコンサルタント、クリフ・ハイ氏が開発した未来予測プログラムです。ウェブボットはキーワードが出現するときの感情のインパクトや強度などをウェブボットが数値化をし、平均化することによってウェブボットが未来予測をするというものです。以前はyou tube上でウェブボットの仮想通貨の未来予測を公表していましたが、現在は市場の動きにウェブボットが影響を与えたくない、ということで、ウェブボットの動画公表はしていないようです。しかしネット放送などのウェブボットのインタビューに限り、ウェブボットの相場予測に特化したウェブボットのレポートを99ドルで販売しています。

2018年ウェブボットが予測する仮想通貨の変動

ビットコインの価格を予測するウェブボットとは?結論から最初に言ってしまうと、2018年仮想通貨全体として大きく値上がるとの予測をウェブボットは出しています。それでは、ウェブボットが予測している仮想通貨を一つ一つ予測していきます。

ビットコイン
今年の12月18日に先物取引大手であるCMEがビットコイン先物取引を開始することを発表、そしてシカゴ・オプション取引所を運営する米CBOEグローバルマーケットも取引開始することを発表するとしています。

さらに2018年の前期中にはナスダックもビットコイン先物取引を開始することを発表しています。ナスダック市場とは、ニューヨーク証券取引所に次ぐ世界で2番目に大きな証券取引所です。6.8兆米ドル規模の証券会社がビットコインへの参入は非常に強い影響を与えることは間違いありません。この先物取引への参入は、数多くの機関投資家の参入が予測でき、ウェブボットではビットコイン相場は今以上に激しく乱高下することが予測できます。

ウェブボットは2018年2月のビットコイン価格を150万円とウェブボットは予測しています。おそらく前述した、機関投資家が参入することによる影響でしょう。現在は120万ほどなので、数カ月で30万円も上昇することになります。そしてウェブボットは2018年の秋くらいにはビットコインの価格は220万を突破するとしています。理由はビットコインの価格の価値が上がるというのだけではなく、ウェブボットはドルの減価によるハイパーインフレーションの進行のためだとウェブボットでは考えられています。

ハイパーインフレーションとは、超高率の物価上昇で、極端な貨幣価値の下落を意味します。つまり米ドルは今現在のように安定的な推移をみせるのではなく、不安定な状態に突入してしまうということを示しています。ウェブボットはそれによって、仮想通貨の代表であるビットコインに買いが集中する、というウェブボットの予測なのでしょう。

ただ、10月8日から10月の最後の10日は、仮想通貨に大きな問題が指摘され、上昇の障壁になるだろうと予測しています。しかし技術革新によって仮想通貨の信頼が飛躍的に高まり、今までの不安定な状態からの脱却ともウェブボットは予測しています。

イーサリアム
比較的緩やかな上昇だったイーサリアムが2018年2~3月から、それまでの動きとは思えないほどの価格上昇をすることを、ウェブボットは予測しています。具体的な価格をウェブボットは予測していませんが、8~10万円前後といったところでしょうか。

理由として考えられるのは、最終段階であるセレニティへのバージョンアップによるものだと考えられます。それにイーサリアムの技術であるスマートコントラクトを使った新しい仮想通貨が誕生するのではないかと予測されています。すでに始まっていて先月の11月22日に英国王室ご用達の老舗陶磁器ブランドである「ウエッジウッド」などのネット販売を手掛ける「ラックスデコ」は、イーサリアムで社債を発行することを決めています。

ただイーサリアムの場合、ウェブボットは他のアルトコインに比べると比較的上昇は緩やかでだといわれています。理由はイーサリアムのプログラマー不足が露呈することです。イーサリアムの上昇は、プロググラマーの確保が急務になりそうです。

リップル
2017年に約40倍もの高騰をした、リップルも2018年、再び高騰することをウェブボットは予測しています。ウェブボットは2018年2月に仮想通貨全体の上昇でリップルも上昇しますが、リップル単体での上昇は5月からだとしています。では5月に何が起こるのかといいますと、ウェブボットは、金融システムのダウンだと予測しています。既存の金融システムに欠陥が見つかることによって、新しい金融システムの構築が急がれその新しい金融システムの構築にリップルが中心的役割になるのではないか、とウェブボットは予測しているようです。ウェブボットの予測するリップルの価格は、30円より上を予測しています。

ビットコインキャッシュ
先月のビットコインによるハードフォークの中止に伴い大きく上昇しました。ウェブボットはこのことを、ビットコインキャッシュの良さが広がり始める、といってウェブボットは予測をしていました。ビットコインキャッシュを新しいビットコインとして推している人も多く、かなり期待の大きいアルトコインです。ウェブボットは2018年のビットコインキャッシュは、他のアルトコインと同様にかなりゆったりと上昇とウェブボットは予測していますが、3月21日を境にビットコインキャッシュの有用性がみつかり、再び急騰するとウェブボットは予測しています。

ライトコイン
ライトコインが上昇するきっかけは
・アトミック・スワップ
・ライトニング・ネットワークのテクノロジー具現化
・ライトコインはイーサリアムの上昇に連動する
とウェブボットは予測をしています。ただ、どうしてイーサリアムとの連動でライトコインが上昇するのかは、分かっていません。ですが、ライトコインはイーサリアムと一緒に上昇するということは、2~3月くらいからの上昇と、後はライトコインの技術向上の時期次第といったところでしょう。

ダッシュコイン

2018年2~3月の仮想通貨の上昇に伴ってダッシュコインも大きく上昇します。ライトコインと同様にイーサリアムと連動するかのうように上昇するとウェブボットは予測しています。ですが、ダッシュコインが大きく上昇するには、新しい技術の開発によってだとウェブボットは言っています。

上昇予想ではありますが、無理な投資は禁物です

ウェブボットの予測的中率は凄まじく、ウェブボットの予測をもとにして仮想通貨を購入するというのも、戦略として悪いものではないのではないかと考えています。ただ、ビットコインが来年の秋に220万を超える、というウェブボットの予測を真に受けて、どこかの国の人のように家や車などの財産を売ってまで、ビットコインにつぎ込むようなことは、さすがにやめた方がいいでしょう。それに日本は仮想通貨に対しての税金が非常に高いです。あくまでも、余剰資金で買っておくというのがベストです。