数年後、仮想通貨の9割は無くなるといわれています。9割はスキャム(詐欺)または、スキャムに近いものだともいわれているからです。ただ仮想通貨の世界はまだまだ黎明期で、ある意味では致し方ないと部分もあります。重要なのは、将来生き残る残り1割の仮想通貨を見つけ投資する、ということになります。特に仮想通貨初心者の方にとっては、非常にリスクがあり避けられがちです。そんな方には『積立投資』という仮想通貨の投資法があります。そしてどのような仮想通貨に投資をすればいいのか、というのを説明していきます。
積立投資とは
積立投資とは元々株式や債券、投資信託を、一定の量を積立しながら購入するとういう投資法です。積立投資には2種類あり、常に一定の量を買い続ける『定量積立』と一定額の量を買い続ける『定額積立』、別名、ドルコスト平均法というものに分けられます。定量積立というのは、例えばビットコインを毎月0.01ビットずつ購入していくという投資法です。定額投資であるドルコスト平均法は、例えば毎月1万円分のビットコインを購入していくという投資法です。
一般的に定量積立より定額積立のほうが良いといわれています。なぜならば、仮想通貨の価格が高くても安くても少しずつ一定額で買い続けることによって、1枚当たりの平均取得単価が安くなっていくからです。結果として、高いときは少なく安いときに大量の銘柄を購入するとなります。長期的な展望をみることで、確実な利益確定のタイミングを計ることができるというのが定額投資であるドルコスト平均法の最大の特徴といえます。
特に仮想通貨は一般の株式と違い、ボラティリティが非常に高くなっていますので、できる限りリスクを抑えて投資をしたいという方には、うってつけの投資方法といえるでしょう。
定量積立であっても定額積立であっても、積立投資で重要なことは、毎月購入し続けるということです。
仮想通貨の積立投資のメリットとデメリット
実際に仮想通貨の積立投資をする前に、積立投資のメリットとデメリットを十分に知っておく必要があります。
・仮想通貨の積立投資のメリット
① 少ない金額からスタートできる。 前述したように、仮想通貨は株などと違い比較的少額からスタートすることができるというのも、メリットの一つとなっています。日本人に人気のリップルは現在の価格で、1XRP=53円となっているので、仮に1,000円分購入したとすると、約18枚前後購入できます。定量投資ならば来月も18枚前後を購入、ドルコスト平均法でならば1,000円分リップルを購入となります。
② 分散投資をすることもできる。 分散投資というのは、一つのものを集中的に購入するのではなく2つ、3つに銘柄を分けて購入していく、というものです。もちろん一つの銘柄に集中して購入するのではないので、量も少なくなりますし、上昇したときの価格も小さくなってしまいます。しかし銘柄を分けておくことで、一つの銘柄が大きく下落したときでも、もう一つの銘柄が暴落を免れる可能性があるからです。
③ 感情に支配されることがなくなる。 投資で重要なのは自分の作ったルールを確立し実行する人が勝者になるとされています。突発的な暴落など、投資初心者は右往左往し、せっかく少しずつ買ってきた仮想通貨を格安で売却してしまう、なんていうことが日常茶飯事だからです。そこで自分でルールを設けておくことで、ネガティブな情報が出たとしても自分のルールに従えば良いということになるので、冷静にトレードすることができます。
・仮想通貨の積立投資のデメリット
① 短期間でのリターンには期待できない。 積立投資は基本少額の仮想通貨を少しずつ購入していくという投資方法なのうで、短時間で大きなリターンを期待することはできません。数カ月または数年という長期目線で利益を出すことを考えないといけません。
② いつ売買を行うかを考えないといけない。 初心者の方に当てはまるものが、いつ売買をするのか、ということです。定量積立の場合、高く買ってしまうと購入金額が非常に大きくなってしまいます。そしてドルコスト平均法の場合、できるだけ安く買わないと仮想通貨の量は増えません。従ってどちらの積立投資をするにしても、ある程度チャートを見る技術というものが必要になってきます。
① のデメリットの解消は無理ですが、②のデメリットを解決に導くものにZaifの「コイン積立」というものがあります。
Zaifのコイン積立
Zaifのコイン積立は、ドルコスト平均法そのものです。先ほど仮想通貨のデメリットの②で説明したようにドルコスト平均法は、個人で行う場合ある程度チャートを見ることができるほうが有利になります。しかし初心者や兼業の方はチャートを四六時中見続けることは中々できないでしょう。Zaifのコイン積立が非常に優れているのは、そのような方のために買い付けを自動的に行ってくれるところです。
コイン積立をすることができる、仮想通貨はビットコイン、イーサリアム、ネムそしてモナコインの4種類となっています。毎月27日に登録した銀行口座から毎月固定額を自動引き落としで、1,000円からスタートできるので、売買を面倒だと思っている方やチャートを見るのが不得意な初心者には非常にうってつけのサービスとなっています。
積み立てするべき仮想通貨
積立投資をする際に今後どのような分野が発展をするのか、という事を推測することが重要です。例えばAIや先進医療など近い将来発展するだろうと思われる、分野に即した仮想通貨を選ぶことが大切になってきます。基本的にはビットコインやイーサリアムなどの有名な通貨で良いでしょう。しかし今回少々リスクを伴いますが、後々大きく値上がりをする可能性のある、日本の取引所では購入できない通貨に紹介していきます。
・ADK Twitterで非常に有名な情報アカ氏や昨年「億り人」になった人として有名になったニシノカズさんが強く推薦していることでも有名な仮想通貨です。ADKは約3300億ドルといわれているタックスヘイブン市場です。すでにリトアニア銀行との提携もしていて、プロジェクトは順調に進んでいることが証明されています。技術的にもブロックチェーンより進んでいる技術であるDAG兼ね備えているだけではなく、非常に強い匿名性をもっている仮想通貨です。
将来的にはタックスヘイブン市場で0.1%以上のシェアの獲得を目標としているようです。将来的なADKの価格は約60万円と、開発者であるリカルド・バドエル氏はいっています。
・BNB(Binance Coin) 最近は取引所が発行するトークンが非常に流行っていますが、取引所トークンの走りだったのが、バイナンスコインです。バイナンスは昨年できた取引所にも関わらず、バイナンストークンを使用することで手数料が半分になるなどのサービスを積極的に行うことによってあっという間に世界一の取引所になりました。
バイナンスのCEOである、Zhao氏は、前期の利益が330億円を売り上げ、通年で1,100億円の利益になるとインタビューで答えています。現在は新しい取引所に苦戦を強いられているようですが、このまま売り上げを伸ばしていけば、BNBの価格はさらに上昇していくことでしょう。
・Token Pay ジーキャッシュやモネロなどの有名な匿名通貨の技術を実装しているだけではなく、Secure ChatやTor Network Integrationを備えています。さらに年間5%のPOS配当を受けることができるのが、Token Payという仮想通貨です。まだあまり認知度は高くないようですが、ライトコインやバージと提携を結んでいること、ドイツの銀行であるWebbankAGを買収など積極的に行動しています。なお、Token PayはTwitterで、500ドル以上を目指すとツイートしています。