仮想通貨取引を始めた初心者の方で、プラットフォームやコンテンツに関する仮想通貨に注目している場合は、仮想通貨VIBE(バイブ)についても知っておくとよいですよ。仮想通貨VIBE(バイブ)は、最近話題でもあるVRを使ったコンテンツに関する、プラットフォームとなるよう開発されました。従って、通貨としての機能だけでなく、新たなシステムとして運用が始まっており企業との提携も進んでいます。

また、仮想通貨初心者の方で、仮想通貨とプラットフォームのつながりがよく分からないという方も、仮想通貨VIBE(バイブ)の仕組みを理解することができれば、その関係性が見えてきます。さらに、仮想通貨に使われている技術は、決済や送金手段専用ではないので様々な分野へ活かすことができるのです。コンテンツ系のプラットフォームとして開発された、仮想通貨VIBE(バイブ)の概要や特徴、将来性などについて詳しく解説していきます。

仮想通貨VIBE(バイブ)とは

仮想通貨VIBE(バイブ)は、2017年9月25日に上場された比較的新しい仮想通貨です。通貨単位は、仮想通貨VIBE(バイブ)と同じくVIBEと定められており、通貨発行上限枚数が267,000,000 VIBEとビットコインの約10倍という発行量にも注目です。

ブロックチェーン技術は、イーサリアムをベースに開発されておりERC20規格で構築されています。既存のブロックチェーン技術を使うメリットは、信頼性という点や実績のある規格なので使いやすいという点が挙げられます。ですので、仮想通貨VIBE(バイブ)について、イーサリアムベースで開発されたという点だけでも、仮想通貨投資家の注目を集めることに繋がっています。

仮想通貨VIBE(バイブ)の開発目的は、VIBEHubと呼ばれるVRコンテンツプラットフォーム内で使用される通貨として考えられています。VIBEHubは、最近話題でもあるVR空間を使った、新たなマーケットプレイスを提供するために開発されたプラットフォームで、クリエイターの新たな活躍場所として注目されています。

そして、仮想通貨VIBE(バイブ)を含むVIBEHubの活用方法は、例えば離れた友人とVR空間内で同じコンテンツを楽しんだり、あるいはVR空間でゲームを一緒に遊んだりといった新しいコンテンツを楽しむことができます。また、後述でも詳しく解説しますが、ゲームといったエンターテイメント系だけでなく、医療や教育といった分野にVIBEHubを取り入れる事も考えられているので、社会的な役割も担う大きなプロジェクトといえます。

仮想通貨VIBE(バイブ)の特徴

次は仮想通貨VIBE(バイブ)のプラットフォームの特徴について解説していきます。1つ目は、VRやARをより身近なものとして活用できる、プラットフォームとしての役割です。近年、急速な技術革新が進んでいる中で、VRやAR技術の発展と企業によるサービス提供などが目立っています。例えば、商業用店舗内で、VR技術を使ったゲームを提供したり、家庭用ゲーム機とVR機器を連携させて臨場感あふれるゲームを楽しめたりなど、徐々に一般の生活にも浸透しつつあります。

しかし、VRやARといったシステムは、新しい反面課題も残っています。それは、VRやARを体験するために必要な機器などのコストが高いことや、VRなどを使ったコンテンツ制作を行うクリエイター側の収益の課題などがあります。そこで、仮想通貨VIBE(バイブ)のプロジェクトチームは、VRとARに残された課題を解決するためのプラットフォームを実装しました。

ちなみに、VRとは仮想現実のことで、仮想空間で人間の五感を刺激させることができるシステムを指します。また、五感のなかでも視覚が占める割合は約8割とされているため、仮想空間をよりリアルに体験する方法としてヘッドマウントディスプレイやゴーグルタイプが使われています。

また、ARは、拡張現実のことでVRと似ていますが、概念が全く違います。VRは自身が仮想空間を体験する仕組みに対して、ARは対応機器などと通して現実空間に仮想の物体や風景などを映し出す技術のことを指します。従って、ゴーグルやヘッドマウントディスプレイを付けません。最近では、スマホのゲームアプリなどにAR技術が使われており、現実の空間にスマホの画面を通して見てみると、ゲームのキャラクターが合成されるなど人気なコンテンツです。

仮想通貨VIBE(バイブ)のプラットフォームと提携先

VIBEHubプラットフォームを活用し簡単に求めているコンテンツを見つける事ができる仮想通貨「VIBE」2つ目の特徴は、仮想通貨VIBE(バイブ)を含むプラットフォームで、様々な分野のコンテンツを制作・提供できることです。前述でも触れていますが、VRやARといったシステムを用いて、コンテンツを制作するとなると、開発に必要な機器のコストが高く技術的にも難しいため、クリエイターが参入するのが厳しい環境でした。また、それだけでなくVRやARを用いたコンテンツを制作しても、収益が少ないという事例もあるので、継続してコンテンツ制作ができないという問題も抱えていました。

VIBEHubでは、クリエイター目線でもプラットフォームが作られており、例えば仲介会社や販売代理店などが必要なく、プラットフォームを使って直接消費者にコンテンツを提供することができます。これにより、収益を受け取る割合が従来の方法よりも多く・安定的になり、VR・ARコンテンツの制作が可能となります。

また、収益の受け取りについても、様々な通貨で受け取るとなると手間が掛かり必要以上の手数料が発生します。それに対してVIBEHubでは、仮想通貨VIBE(バイブ)で受け取るように設定されているので、共通通貨で手間なく収益の管理ができます。

消費者にとってもメリットがあり、これまでVRやARコンテンツについては、様々な媒体から配信されており、種類は多い反面統一された市場がないためニーズに合ったコンテンツを探すだけでも大変でした。しかし、VIBEHubプラットフォームを活用すれば、簡単に求めているコンテンツを見つける事ができますし、クリエイターとの距離も近いです。また、支払いは仮想通貨VIBE(バイブ)で共通しているので、コンテンツごとに通貨を切り替える必要もありません。

3つ目の特徴は、大手企業との提携が進んでいることです。一般的に仮想通貨が発行されてからすぐは、大手企業との提携まで進む可能性は低く、企業側から見てもプロジェクトの進捗状況などを慎重に見極めてから、行動するパターンがほとんどです。しかし、仮想通貨VIBE(バイブ)・VIBEHubの場合は、誰もが知る大手IT・電機系企業などといった世界的に有名な企業と提携しており、既にプロジェクトが大きく進展しています。従って、それだけ仮想通貨VIBE(バイブ)プロジェクトに対する将来性などに期待されているといえます。

仮想通貨VIBE(バイブ)の相場

仮想通貨VIBE(バイブ)は既に仮想通貨取引所に上場しており、2018年7月時点では1VIBE=8円前後と安値のレンジ相場で推移しています。大手企業と提携していることや、VRやARといった次世代のシステムを取り入れたプロジェクトは、注目されやすいですが相場状況から見ると仮想通貨VIBE(バイブ)の知名度に伸び悩みが見えます。

プロジェクトは、他の新興仮想通貨と比較して、期待できる内容なので今後のプロモーションがポイントとなるでしょう。

仮想通貨VIBE(バイブ)の将来性と取引所

仮想通貨VIBE(バイブ)の将来性については、期待できるといえます。VRやAR関係の市場は近年拡大傾向なので、仮想通貨VIBE(バイブ)のプロジェクトも同様に規模を拡大していく可能性があります。しかし、前述でも触れたように仮想通貨VIBE(バイブ)の知名度を、どのように上げていくかが今後の将来性に関わります。

仮想通貨VIBE(バイブ)を取り扱っている仮想通貨取引所は、バイナンスとHITBTCとなります。どちらも海外の仮想通貨取引所ですので、ビットコインやイーサリアムといった仮想通貨で取引する必要があります。また、国内の仮想通貨取引所でビットコインなど、メジャーな仮想通貨を購入し、その仮想通貨を使って仮想通貨VIBE(バイブ)を購入する方法が一般的です。