仮想通貨投資と為替の連動性を理解する

仮想通貨投資の特徴を知って為替との連動性を探る

仮想通貨投資の特徴はビットコインの場合であれば発行される枚数が2100万枚と決まっていますし、リップルコインの場合は発行上限になる1000億枚が既に流通出来る状態になっていて、2017年4月現在で375億枚が流通していて、しかもリップルの場合は取引を行なうことでリップルコインが減少していくことに特徴があります。そしてその他の仮想通貨も発行される枚数は決まっているので、将来的に希少価値が上がりその結果ビットコインやリップルコインなどの仮想通貨の価格が上がることが想定されるので、将来に向けて購入して長期的に保持することが、利益を簡単に上げることが出来る投資先になります。しかもビットコインの相場は変動が激しく空売りも行なうことが出来るので、短期的に売買したり、空売りを行なったりすることで利益を上げることも可能なので、短期売買で仮想通貨投資が行われてもいます。

一方仮想通貨は円やドルなどの通貨から購入することが出来るのですが、株式や為替などの投資先と直接的な連動性はなく基本的には仮想通貨独自で価格の変動がされていくのですが、そのような仮想通貨の独自性から株式や為替といった他の投資先のリスクヘッジとして買われていく側面もあるため、為替の変動によって仮想通貨の価格が変わることもあるために、為替との連動性が全くないとは言い切ることが出来ません。

為替の変動リスク回避の目的の仮想通貨投資

基本的に仮想通貨は為替との連動性はありませんが、円やドルなどの通貨で仮想通貨を購入することが出来るために、為替が変動することで生じるリスク回避で買われることがありますし、仮想通貨の価格が同じであったときに、円安が進行しているときに仮想通貨を購入して円高になったときに円に交換することで交換差益を得ることも可能になります。

ただ実際は仮想通貨独自でも価格が変動するために、単純に為替相場の変動に合わせて円安で仮想通貨を購入して、円高になったら円に交換するという投資スタイルは有効とはいえませんが、例えば為替が急激に変動することで出てしまう損失を減らすためのリスク回避先としては有効な投資先になり得ます。
実際人民元安の影響を受けて中国からのビットコインの購入が近年まで増えていて、その結果ビットコインが上昇していましたし、逆に人民元が高くなったらビットコインの価格が急落したこともありました。そういう意味ではある意味金などの相場と同じ相場になるので、為替の影響を受けないで仮想通貨投資を行なうには、金への投資と同じように為替の動きに合わせて投資を行なうのも1つの投資手法になります。

為替の変動に影響されない仮想通貨投資方法

長期的な視点で見ていくとビットコインなどの仮想通貨は上昇を続けていますし、今後も上昇していくことを想定することが出来ます。ですから為替の影響を受けないで仮想通貨投資を行なうには、短期的な売買を控えて中長期的に保有することが一番安全で賢い投資スタイルになります。しかしそれでも短期的な取引を行なう場合には、今上昇を続けているといっても急落するリスクもあるため、為替の変動を利用することを念頭に入れる必要が出てきます。

実際為替と仮想通貨との関係は例えば円とビットコインとの関係でいうと、円安でビットコイン高となり円高でビットコイン安になる傾向があります。そのため基本的には円安時に仮想通貨を購入して円高になったときに円に交換することで利益を上げる事が出来ます。ただ現在のようにビットコインが急騰しているときは為替との連動性も薄くなるので、ビットコイン以外の仮想通貨でまだ上昇余地がありそうな仮想通貨を購入することで利益を上げることが可能となるため、状況に合わせて仮想通貨の投資先を変えながら為替の変動を利用して仮想通貨投資を行なうことが重要になっていきます。