仮想通貨TrakInvest(トラクインベスト)ICOの概要
TrakInvest は、投資をこれから始めるビギナーの方々のために用意する、投資シミュレーションのプラットフォームです。シンガポールを拠点として、アジアを中心に普及活動が進められています。
投資の初心者に、株式投資などの積極的な資産運用の大切さを伝えるだけでなく、バーチャル投資(仮想投資)の場を提供することで、投資の練習を反復し、実践の中で試すことができるのです。その場をインターネット上に整備し、維持運営していくための費用を調達するために、ICOトークン(仮想通貨)が発行されています。
TrakInvestで実施されているICOトークンについては、トークン名が「TRAK」と付けられています。イーサリアムによって提供され、1ETH=2000TRAKが主要販売価格とされています。イーサリアムの2,000分の1をもって取引されている前提となっています。この交換レートは、TrakInvestから購入者へ提供される場合を指します。TRAKトークンを投資家の間で売買する場合には、トークンの人気によって、必然的に変動しますし、ビットコインや法定通貨など、他の決済手段でも取引できます。
TrakInvestのICOによって、公式に発行されるのは、6,600万TRAKと発表されています。これが3回のプレセールと、3回のICO本セール、計6回に分けて1,100万TRAKずつ発行されることになっています。
TRAKのプレセールは、2017年末から翌2018年1月まで実施されました。割引率は時期によって3段階とされ、約23%~約8%割引によって行われました。その後、ICOトークンの本セールが、2018年2月1日午前8時から開始されました。やはり3段階で発行され、割引率は時期によって、約4%~約1%と設定されています。
仮想通貨TrakInvest(トラクインベスト)は、世の中の何を変革しようとしているのか
TrakInvestは、一般の人々へ向けて投資の大切さを伝えるためのアプリなどを提供するプロジェクトです。理論を勉強できるだけでなく、TrakInvestの提供するバーチャル相場やバーチャル貨幣を使いながら、実際に理論によって利益を出せるかどうかを試すことができるのです。投資は座学だけでなく、実際に動いているチャートを見ながら試行錯誤でトレードを繰り返さなければ、なかなか身につきません。
では、なぜ投資が大切なのでしょうか。
投資こそが、現代の資本主義社会で格差を生み出している根本原因だからです。
私たちの目に見える範囲でも、お金持ちとそうでない人の差は、身体的特徴や服装、住んでいる場所によって顕在化されています。ただ、じつは見えないところで極端な差が開いています。世界の上位60人余りの富裕層だけで、世界の富の半分を独占していると言われているからです。その一方で、世界の人口の半分にあたる40億人近くの人々が、1日に2ドル未満で生活しています。
労働による収入は、投資で得られる収入を決して超えられない
トマ・ピケティ『21世紀の資本』は、「r > g」という不動の法則によって、労働による収入が、投資で得られる収入を決して超えられないことを実証しました。投資は、投じる資金が多ければ多いほど、たった数分でサラリーマンの年収分を稼ぎ出してしまうことも可能なのです(ただ、逆に一瞬で莫大な損失を出すリスクとも隣り合わせです)。
とはいえ、もし投資が格差を拡大させているなら、投資の手法を一般に普及させることによって、格差を少しでも縮めることが可能になると考えられます。
特に、日本人は長い間にわたって、「真面目にコツコツ」という預貯金が美徳と教えられ、投資は「大損して迷惑をかけるからダメ」だと、リスクの部分を強調して否定されます。大儲けした富豪が投資で失敗し、転落するエピソードのほうが、人々に受け入れられます。
ただ、「真面目に働くのが一番」と教えこまれるために、リスクを取って挑戦することに及び腰となり、現状維持でよしとしがちです。ただ、他の世界を見ずに、同じ場所に留まっている限り、現状維持は衰退を意味します。せっかく貯めた預貯金の利息も、たった1回のATM手数料で吹っ飛んでしまうほどわずかです。
日本でも、投資を実践的に教育する、有効なツールの登場と普及が必要とされているのです。
仮想通貨TrakInvest(トラクインベスト)が実現させてきたこと
TrakInvestは、仮想株式取引のシミュレーターです。世界各地の証券取引市場に参加して、取引を試行することができます。株式に限らず、投資によって利益をあげていくには、仮説と検証の適切な繰り返しが必須となります。
まだ、満足な技術が伴わないうちから、実際にお金を相場へ投じると、すぐに損失を出して破産してしまうリスクがあります。欲張って高倍率のレバレッジをかけてしまったり、資金管理の意識が不足し、生活費に使うはずのお金まで投資に回したりすることは、初心者のうちは避けなければなりません。
TrakInvestは、まず投資教育のためのコンテンツが充実しています。投資初心者向けの動画レッスンや、投資業界の専門家が監修する投資コース、さらに受講者同士での投資シミュレーションコンテストで、仮想の利益を競い合うことができます。
また、他のトレーダーの取引を実際に鑑賞しながら、投資を生で勉強することができます。理論を学ぶのも大事ですが、実際に動いているチャートを前にすると、途端に対応できなくなる初心者も多いです。そのように投資の初学段階で陥りがちな落とし穴もTrakInvestなら回避できるのです。
さらに、投資に長けた憧れのベテラントレーダーの売りと買いのタイミングを、自分でもそのまま実効する「コピートレード」も用意されています。投資は漠然としたフィーリングでやるものでなく、しっかりと論理や根拠に裏づけられなければなりません。「なぜ、このタイミングで、どのような理由で買い(売り)を入れたのか」自分なりに考えてみると、すごく勉強になり、上達も早いはずです。
チャットでの投資アドバイスを得られたり、人工知能を搭載したチャットボットとの実践的な対話も楽しめます。
また、豊富なインジケーターや分析ツールを使って、チャートのトレンドを測ったり、投資タイミングを見計らったりすることもできます。本物の投資さながらも分析ができるようになるため、実践に即したトレーニングが可能になります。
相場は初心者のために手加減なんてしてくれません。本物そっくりの投資シミュレーションで、勝てるようになるまで、じっくりと焦らずに実践を続けてみましょう。
仮想通貨TrakInvest(トラクインベスト)の今までとこれから
2014年の初頭に、TrakInvestのVer.1.0がリリースされ、まもなくAndroidアプリも公開されました。
2016年にVer.2.0がリリースされて、操作性なども向上しています。世界各国の大学とも連携し、学生の投資教育に採用されたりもしていますし、著名なSNSであるFacebookや、Line Financeともパートナーシップを結んで、着実に利用者の獲得を重ねています。
また、2017年にはインドで「TrakInvest Show」という専用のテレビ番組も始まりました。タイやベトナムにも拡大しています。
2018年には、トレーディングゲームもリリースされました。学生2万人を対象にした投資トレーニングプログラムも始まっています。
投資の初心者に、様々なシミュレーションツールを提供することで、「難しそう」「失敗したら怖そう」といった不安を乗り越えて、楽しさを感じてもらうことができるのが、TrakInvestの社会的な意義です。国際的にTrakInvestの注目度が向上し、ICOによって発行された仮想通貨TRAKを用いたサービスが充実すればするほど、TRAKトークンの需要も増し、取引価格も高騰していくことになるはずです。投資の裾野を広げていく活動をサポートするためにも、TRAKへの参加を検討してみてはいかがでしょうか。