仮想通貨は値動きが激しいこともあってリアルタイムで仮想通貨の価格をチェックしたいと考えるでしょう。そこで重宝するのはスマートフォンでも仮想通貨の価格がチェックできるチャートアプリです。チャートアプリとは言うものの非常に多くのチャートアプリがリリースされています。チャートは価格変動を視覚的に表したものですから上がり下がりを瞬時に判断して取引に活用しなければなりません。そう考えると数あるチャートアプリから使いやすさや見やすさのチャートアプリを選ぶ必要があるわけです。
そこで今回はおすすめチャートアプリを紹介するとともに、チャートの見方、仮想通貨のチャートアプリのメリットやデメリットも紹介していきます。ぜひ、チャートアプリを仮想通貨の取引に活用してください。
チャートアプリをダウンロードする前に
チャートとはその時々の価格変動を視覚的に表すものですがパターンがあります。時間ごとに表す「時間足」、1日ごとに表す「日足」、1週間ごとに表す「週足」、さらに月ごとに「月足」と様々なパターンになっています。チャートにもいろんな種類がありますが「ローソク足」がチャートの代表格です。初心者の方はこれから見方になれていく必要がありますが、ある程度の投資経験のある方は見慣れたものでしょう。
ローソク足では4本値が示されています。始値、終値、高値、安値の4つの値になります。始値は取引がスタートした時点での値段、終値は最後の取引の値段、高値は取引のうち最も高い値段、安値は取引のうちで最も低い値段を示します。そして、陽線、陰線、母体、ヒゲからローソク足は成り立ち、4本値を示します。
陽線は始値より終値が大きかった場合に示すもので、赤で塗りつぶすか白塗りです。陽線は価格の上昇を示します。陰線は逆で終値よりも始値が大きい場合で下落を意味するものです。青か黒塗りで示します。そして陽線や陰線は棒状で表され色で識別しますがそれを母体と言います。陽線の母体の最上部は終値、最下部は始値で陰線の最上部は始値で最下部は終値を表しています。また母体から上下に線が出ているのがヒゲになります。母体の上に伸びている先端は高値、下に伸びている先端は安値を意味しています。このようなローソク足の色とヒゲで価格の変動を察知して取引に生かしていきます。
一般的にローソク足をパッと見て母体の部分が長くなっていると市場大きく変動している証拠でそれ以降の大幅な値動きが予想されます。逆に母体の長さが短いと価格の大きな変動は起こりにくくなります。時々、ローソク足が十字を示すようになるのは始値と終値が同じ場合ですので相場変動が起こるサインと考えられています。
仮想通貨チャートアプリのメリット・デメリット
チャートのローソク足の見方をある程度覚えてきたら、いよいよ仮想通貨のチャートアプリを使って仮想通貨取引にチャートアプリを役立てていくわけですがチャートアプリを使うメリットやデメリット(注意点)を解説します。
まずチャートアプリのメリットですがなんと言っても、手軽に使えることです。冒頭でも申し上げましたが仮想通貨の値動きは激しいので少し時間を置いただけで急上昇、もしくは急降下する可能性も秘めています。パソコンを立ち上げて、取引画面にログインする時間を考えると仮想通貨取引の機会損失が防げるのは大きな魅力です。
チャートアプリアプリによってはチャート表示を自分仕様にカスタマイズして詳細な情報を取得したり、逆にシンプルな取引画面で初心者でも分かりやすいチャートアプリもあります。他にも仮想通貨関連のニュース記事やブログを読めるチャートアプリもあります。
仮想通貨のチャートアプリの注意点はAndroid(アンドロイド)端末を利用している場合、偽チャートアプリには十分に気をつけなければなりません。実際にアメリカの仮想通貨取引所「ポロニエックス」を謳った不正チャートアプリが出回っていました。ロゴなどもかなり巧妙に作られ、公式チャートアプリと見分けがつかないレベルのものです。
気づかずにチャートアプリをダウンロードしてしまうと端末内の情報や取引画面へのログイン情報が盗まれ様々な被害が予想されます。チャートアプリをダウンロードする際は必ず公式サイトからチャートアプリをダウンロードしてください。念のため、ダウンロード前にはチャートアプリの評価や説明を一読しましょう。iPhoneの場合もセキュリティ面に過信せず、同じように公式サイトから仮想通貨チャートアプリのダウンロードをおすすめします。
初心者におすすめの仮想通貨チャートアプリ
ではここからおすすめの仮想通貨チャートアプリをご紹介します。まずは初心者にオススメしたいチャートアプリです。
① ビットフライヤー(bitflyer)
国内最大手の仮想通貨取引所のビットフライヤー。国内の仮想通貨ユーザーであれば是非とも登録しておきたい取引所です。チャートアプリのセキュリティも万全でビットコインやアルトコインの売買に加え、チャートも詳しく確認できるのがこのチャートアプリの特徴です。チャートアプリにはウォレット機能もついていますからビットコインを保管し、仮想通貨決済が可能な実店舗での支払いもスムーズに行えます。このチャートアプリはスマホ本体の紛失、機種変更時のバックアップ忘れなどの場合も2段階認証、指紋認証を再設定できるのも大きなポイントです。
② コインチェック(coincheck)
こちらも国内の仮想通貨取引所(販売所)になります。2018年1月の仮想通貨流出事件から金融庁に業務改善命令を受けて、現在は業務の建て直し中です。チャートアプリに関して言えば非常に使いやすい仕様となっています。国内の仮想通貨関連のチャートアプリで1番ダウンロードされていますのでチャートアプリの使いやすさには定評があります。直感性のある操作が可能で仮想通貨の売買が非常に楽です。もちろん、仮想通貨のチャートもしっかりと見ることができます。コインチェックに登録したら必ずチャートアプリをダウンロードしましょう。初心者には1番のおすすめチャートアプリです。
中級者・上級者におすすめの仮想通貨チャートアプリ
ローソク足の見方や相場の考え方が少しずつ身についてきたら、もっと仮想通貨トレードに活用しやすいチャートアプリを使ってみましょう。
① Tab Trader Bitcoin
Tab Trader Bitcoinは非常に優れもので、登録している取引所や保有しているウォレットと連動が可能でこのチャートアプリを使えば取引から出金なども可能になります。単純にチャートをみて取引をするだけではなく取引所やウォレットのアカウントを追加していくことで資産状況も把握できるチャートアプリです。その他のチャートアプリの機能はチャートの参照、追加、削除。テクニカル分析、ニュース一覧の表示があります。注意点としては日本語非対応となっているところです。
② Blockfolio
資産管理とチャートが見たい場合にはBlockfolioがおすすめです。Tab Trader Bitcoinのようにウォレットの管理や取引履歴の閲覧はできませんが非常に多くの取引所に対応しているので多くの取引所に登録していても様々な仮想通貨を保有していても一元管理ができます。チャートに関してはローソク足が見やすいと評価も高く人気のチャートアプリになっています。このアプリ内で取引まではできませんがアラート機能があるので最新のチャートや相場情報をすぐにチェックできます。
③ コイン相場
コイン相場では国内の取引所であるコインチェック、ザイフ、ビットフライヤーの注文を行うことができます。国内の取引所を多く利用する場合には適しています。非常に見やすいアプリで使いやすさもあります。価格変動率のチェックから資金の流れの可視化、気になる仮想通貨の登録で取引所ごとの価格表示など機能面でも優れています。
情報量が非常に豊富で国内外の仮想通貨関連のニュース、コラム記事、ICO情報とチャート以外の情報にも満足感があります。日本語にしっかりと対応していますしアップルウォッチにも対応しているのでアラートなどはすぐに気づきます。2017年10月にリリースされてから瞬く間にダウンロードされ、たった3週間で8万ダウンロードと利用者からの支持の高さが伺えます。