これから仮想通貨投資を独学で始めてみたいと考えている方や、仮想通貨という言葉を聞いて少し興味や関心が湧いている方の中には、どのように投資を始めるか検討しているのではないでしょうか。テレビやネットなどで宣伝されており多くの方が知っている取引となっています。しかし、趣味で投資を始めるとしても、自身の資金を使って売買を行うので独学など事前準備無しではリスクが大きいといえます。
ただ、投資を始めるにあたって、どのような方法で仕組みや取引方法を覚えるか悩んでいる方もいるでしょう。仮想通貨投資の覚え方は様々ですが、独学で覚えるという方法もあり、最近では投資家のブログやSNSで取引テクニックや始め方について情報発信しているケースもあります。
そこで今回は、仮想通貨投資を独学で身に付けるために必要な、基本的な独学の項目について解説していきます。投資を独学で覚える事は、極端に難しい訳ではないので身構えずに柔軟に理解する姿勢が大切です。
仮想通貨投資や仕組みを覚える方法
まず、投資や仕組みを独学で覚える以外の方法について、簡単に紹介していきます。1つ目の独学以外の方法は、セミナーに参加して投資を覚える方法があります。誕生した2009年頃から黎明期は、それ自体の認知度や理解している人が少なかったので、教える場もほとんどありませんでした。しかし、2017年に起きた仮想通貨バブルにより、知名度が向上したことで多くの人が関心を寄せる事となり中には投資を覚えて人に教える仕事を始めるパターンもでてきました。
ですので、2018年時点では仮想通貨投資や仕組みを教える、セミナーが各地で開催されています。独学でなくセミナーで覚えるメリットは、直接対面で人から教わるので独学よりも疑問や質問をその場で解決しやすい点があります。それに、専門用語が多数存在する為、人によっては苦手な場合もあり、独学よりも誰かから教わらないと難しい時もあります。
そのような時に、セミナー講師にその場で質問を行い、直接教わることによって独学よりも短時間で覚える事が可能となります。対してデメリットは、セミナーを謳ったマルチ商法など詐欺に遭うリスクもあることです。
セミナータイプは、基本的に参加してみないと内情が分かりにくい側面があるため、高額請求などの被害に遭う可能性も考えられます。従って、セミナーへ参加する場合は、運営元が確認することが大切です。また、運営元が不明瞭な場合には、セミナー参加について慎重に考える必要があります。
2つ目の独学以外の方法は、投資を行っている知人から教わる方法があります。覚える上で、比較的リスクが低く尚且つ直接教わることができるため、独学よりも覚えやすいというメリットがあります。そのため、投資の経験がある知人がいる方から教わる場合は、デメリットが少ないです。
しかし、知人や友人から教わるといっても、そもそも周囲に詳しい方や投資経験がある方がいなければ、この方法を用いることはできません。ですので、メリットが多いのですがきっかけを掴むことが難しく、誰もができない点がデメリットといえます。
以上が、独学以外で仕組みや取引を覚える主な方法です。どちらもメリットがあるのですが、セミナーの場合は全てが健全とはいえないですし、知人から教わる場合は詳しい人が周囲にいなければなりません。従って、独学で覚える方法を選ぶ方もいるでしょうし、その場合押さえておくべき独学のポイントを知っておく必要があります。
仮想通貨投資を独学で身に付けるためには
ここからは、仮想通貨投資や仕組みを独学で覚える為の方法について解説していきます。まず、仮想通貨投資を独学で覚えるメリットについてですが、1つは自分で課題を解決する力を身に付ける事ができるということです。人から教わることも大切ですが、投資を行う時は自分1人ですのであらゆる問題を冷静に対処できるような力が必要とされてきます。
従って、独学で投資について覚えるということは、知識を増やす手段だけでなく投資に必要な問題解決能力も養われるといえます。他には、独学なので自分のペースで覚えることができる点があります。誰かに教わる場合は予定が決まっていますし、カリキュラムも固定されています。
従って、内容が理解できていない状態で先へ進む可能性があり、更に理解できないというデメリットがあります。対して独学で仮想通貨を覚える場合は、自分のペースで勉強できるので焦らず丁寧に1つずつ理解できるまで考える時間が独学にはあります。
次に、仕組みや取引を独学で覚える為の方法についてですが、1つ目の独学の方法は書籍を購入することです。誕生した当時は、それに関する書籍は販売されていなかったので、手探りで調べる必要がありましたが、2018年時点では投資家などが書籍を出版しているケースが増えています。
仮想通貨の仕組みについて記述された書籍や、投資に焦点を当てて取引テクニックを教えている書籍もあります。このように様々な分野に分かれて仮想通貨関連の書籍が販売されているので、独学でも学ぶ環境が整いつつあります。
2つ目の独学の方法は、投資家や企業が立ち上げた、仮想通貨関連のサイトやSNSで覚える方法です。投資家の中には、専業で投資を行っている方もおり、サイトを立ち上げて初心者向けに入門サイトを運営しているパターンが増えています。また、それだけでなく取引所の比較サイトや、アルトコインの特徴について述べているサイトまで多種多様なサイトが存在します。
ですので、独学で仮想通貨の基本を覚える場合に、サイトに記載されている情報だけでも独学でポイントを押さえる事が可能となります。また、仮想通貨投資家の多くはSNSも活用しており、各通貨の時事情報や最新情報についてTwitterなどで呟いています。最新の仮想通貨情報を独学で手に入れたいと考えている方は、SNSも活用するのがおすすめです。
そして仮想通貨に関するサイトは、投資家だけでなく企業も参入している事例があります。仮想通貨市場は拡大傾向にあるので、企業もあらゆる仮想通貨関連事業へ参入しているのです。そのため、仮想通貨に関連する事業の1つとして、独学で学ぶ方向けに仮想通貨の仕組みや基本的な取引テクニックについて網羅したメディアを運営しています。これらのサイトが運営されたおかげで、更に独学で仮想通貨を覚えやすくなったといえます。
仮想通貨投資家が立ち上げたサイトと企業が立ち上げたサイトのどちらを、独学で覚える際に活用すればいいかといいますと、前者は独学で細かい部分的な情報を調べる時や最新の仮想通貨情報を知りたい時におすすめでしょう。後者の場合は、独学で仮想通貨を始めるにあたって広い範囲の知識を独学で覚えたい時におすすめといえます。どちらも特徴があるので、使い分けるのが独学で覚えるコツです。
仮想通貨投資にはリスク管理が必要
仮想通貨投資を独学で覚える際には、リスク管理についても知っておく必要があります。仮想通貨に関するサイトやブログ、SNSではリスク管理について詳細に記載されていない場合もあるので、取引テクニックを重視するでしょう。
しかし、仮想通貨の相場は短時間で価格変動が発生するだけでなく、幅も大きいため事前の対策を考えていないと、損失を発生させてしまいます。そこで、独学で仮想通貨を覚える時は、リスク管理が大切ということです。
独学でのリスク管理のテクニックについては、幅広い内容で専門的な技術も必要となってきます。ですので、まずは資金管理と許容損失額について押さえておくのが独学のポイントです。資金管理とは、日々の取引結果と資金の変動を記録することです。許容損失額とは、損切ラインをどこまで許容するかということです。つまり、1BTC100万円の相場で1BTC購入したとします。そして、80万円まで下落するまでは保有し続けるといった考え方のことです。
正確には、投資金額の何パーセントまで減ったら損切を行うとするのですが、大切なことは次回の取引ができる範囲で損失を許容することです。希望的観測で上がると考え、損切ラインを下げ過ぎると自己資金が減り過ぎて、次回の取引が困難になるケースがあります。ですので、仮想通貨を独学で覚える際には、自己資金の管理をシビアに行う術を身に付けましょう。