ビットコイン投資を始めた方の中には、取引の仕組みや流れなど基本的なポイントは覚えてきたケースもあるでしょう。その場合、次に覚えておくことといえば、ビットコイン投資に関する最新情報をどのように集めるかという点や、継続的に利益を得るために必要な知識についてです。

しかし、その仕組みを覚えて、ある程度利益を出すことができても前述で挙げた情報や取引テクニックについては、どのように覚えていくのか分からないことも多いです。また、ビットコイン投資においては、仮想通貨関連の情報だけでなく投資全般の知識も必要といえます。

そこで今回は、ビットコイン投資の最新情報を得る方法や2018年9月時点の最新情報、投資タイミングや利益を得るために押さえておきたいポイントなどを解説していきます。また、それだけでなく、ビットコイン投資に欠かすことのできない、マイニングの仕組みや参加方法とビットコインを活用したビジネスといった幅広い情報についても紹介していきます。

ビットコイン投資と聞くと、単純に売買の仕組みやビットコインの基本的な概要だけを知っておけば十分と考える方もいますが、スキルの更なる飛躍を想定しているのであれば、あらゆる知識を吸収することが大切です。

ビットコイン投資の最新情報は専門サイトをチェック

ビットコイン取引初心者から、中級者へとステップアップしたい方、もしくはファンダメンタル分析を軸にしている方は最新情報について、常にアンテナを張っておくことが大切です。しかし、ビットコイン取引初心者などが悩むポイントの1つには、どのように最新情報を手入れればよいのか分からないということがあります。

ビットコインの概要や意味、ビットコイン投資の仕組みや取引所への口座開設については、ビットコイン投資家のブログやサイト、書籍などで覚えることができます。しかし、最新情報となると基本的な仕組みなどを解説しているサイトなどでは、詳しく載せていないことが多いので探し方や情報の取捨選択など分からないので、結果的に最新情報について悩むことになりがちです。

ビットコイン投資に関する最新情報の探し方についてですが、1つはビットコインや仮想通貨取引に関する時事情報を発信しているサイトをチェックする方法があります。2008年のビットコインれい明期では、ビットコイン取引の基本的な仕組みを解説するサイトもありませんでしたし、最新情報を取り扱うサイトもありませんでした。しかし、2018年では、国内外問わず大手・中小サイトでビットコイン投資やビットコインに関連する最新情報を随時発信している事例が増えました。

ビットコインのニュースなどと検索すれば新しいニュースが表示されるので、そこから日々の最新情報をチェックしましょう。

例えば、9月5日のビットコイン投資関連のニュースでは、ライトニングネットワークが実装から半年で25倍の成長率について注目されました。ビットコイン取引に直接関係ないように感じますが、ライトニングネットワークはビットコインの安定性を高める重要な技術です。

ビットコイン取引の参加者は、年々増加傾向で取引処理の遅延などの問題が危惧されています。そこで、ライトニングネットワークと呼ばれる、ブロックチェーンとは別のネットワークを形成し、そこで処理を行うことでトランザクションの遅延などを解消しようと考えられています。そして、今回の最新情報は、ビットコインのライトニングネットワークが拡大し続けているという内容で、つまりビットコイン投資に関わる重要な問題を解消できる技術が順調に運営・発展していることを表しています。

このように、ビットコイン投資に関する最新情報でなくとも、1つ1つの用語を理解すればビットコイン取引に関する情報ということが分かり、好材料として活用できます。

ビットコイン投資の売買タイミングは分析ツールを利用する

続いては、ビットコイン投資の売買タイミングについて、取引テクニックから解説していきます。2017年のビットコイン相場は、1年に渡って右肩上がりのチャートを記録していたこともあり、利益を出しやすい反面様々な相場を経験しにくい側面がありました。

しかし、2018年のビットコイン相場は、上昇やレンジ、下落相場など様々な方向に向かってトレンドが形成されているので、様々な投資経験を積むチャンスでもあります。ただ、取引に慣れてきた方の中でも、2017年から投資を始めた場合には2018年の相場に慣れないままということもあります。

その原因の1つが、様々な相場の売買タイミングをつかむことができないので、結果的に損失を発生させてしまうからです。ビットコイン投資の売買タイミングを掴むためには、投資経験を積むことと投資の書籍やサイトで、チャートパターンについても学ぶ必要があります。

ビットコイン相場のパターンは、歴史が浅いこともあり予測できない場合も多々ありますが、それでも株式投資など歴史の長い金融商品で発見されたチャートパターンで対応可能です。例えばNやWのような形を形成したチャートパターンは、ビットコイン投資でも活用することができます。

N字を形成した場合の購入タイミングは、2度目の上昇時に1度目の天井を超えた時点になります。これは、株式相場でよく出るパターンなのですが、2度目の上昇時が1度目の高値を超えるとそこから上昇相場になるケースがあります。

続いてWを形成した場合についてですが、こちらも購入タイミングは2度目の上昇時に1度目の天井を超えた時点になります。いわゆる、レジスタンスラインを超えると、上昇トレンドへ切り替わるパターンをWのチャートで表しています。

他にも数えきれない程の売買タイミングを図るチャートパターンがあるので、ビットコイン投資の売買タイミングを知りたい方は、テクニカル分析や投資全般の書籍から勉強してみるといいでしょう。

ビットコイン投資は利益よりも損失を抑えることが重要

ビットコイン取引の売買タイミングについて理解できたら、次は利益や資金管理について考えることが大切です。ビットコイン投資を行っていると、更に利益率を上げたいと考えるケースが多いでしょう。

ビットコイン投資の利益を継続的に、一定金額以上発生させるためには資金管理と損失に関するルール作りが重要になります。一般的に、ビットコイン取引で利益を出すための基本は、売買タイミングや含み益を伸ばす方法を紹介することが多いです。

利益を伸ばすことも大切ですが、自身の資金管理が適切にできていないと損失が拡大する可能性があります。例えていいますと、穴の開いたバケツに水を入れているようなものです。

ビットコイン投資の利益を継続的に発生させる資金管理の基本は、今どれだけの資金をビットコイン投資に回していて、1回の取引にどれだけの金額を投資資金から投入しているか明確にすることです。ビットコイン取引に限らず投資において、元本に対する投入金額の把握は市場から撤退を防ぐ基本です。

例えば、100万円の資金があったとします。そのうち5割をビットコイン投資に投入し、投入資金の4割の利益が出たとすると、結果的に良いですがリスクの大きい資金の使い方をしているともいえます。

もし、投資金額の5割中、4割を損失したとすると資金は80万円になります。そして、次回の取引も同じ比率でビットコイン投資を行い、利益出ると16万円となり資金が96万円、反対に損失が出た場合は64万円です。

何を意味しているかといいますと、1回の投入金額を資金の5割や6割といった半分以上になりますと、損失発生した場合に、次回の取引で元本を取り戻すことが難しい状況となります。今回の例では、2回目の取引で資金の半分を投入して、実際の平均的な利益率よりも多めに計算しても元本100万円まで戻すことができません。

このようにビットコイン投資の利益を考える場合は、資金管理と損失について良く計算やシミュレーションを行った上で、1回の投資金額を決めるのがポイントです。利益を継続的に出すには、損失をいかに抑えるかということも同時に検討します。

ビットコイン投資の採掘(マイニング)とは

ビットコイン取引の売買タイミングビットコイン投資で、売買による利益を出す以外にも、他の方法でビットコインを得たいと考えるケースもあるでしょう。そのような場合は、ビットコインの採掘にチャレンジしてみるのがおすすめです。採掘と聞くと、仮想通貨との関連性についてイメージしにくいですが、あくまで比喩表現で付けられた言葉です。

採掘を英語で読むとマイニングとなり、一般的にはマイニング(採掘)と呼ばれています。ビットコインの取引承認方式は、PoWとなっており取引承認に係る計算処理をより速く解いたマイニング参加者に、報酬として新規発行されたビットコインが与えられます。

マイニングに参加するためには、計算処理を行うためのパソコンやマイニング専用マシンを購入、もしくは自作する必要があります。そして、マシンが用意できたらマイニングソフトをインストールして、マイニングを始めます。計算処理は、マシンが自動で行うのでビットコイン投資家は基本的に待つのみです。

また、ビットコイン投資家がマイニングをこれから行う場合は、注意するポイントがあります。マイニング市場は他の仮想通貨と比較して競争率が激しいため、市販のパソコンなどでは報酬が与えられる計算処理速度上位に入ることが難しいです。従って、基本的にマイニングマシンを自作することが第一で、その次に高性能なパーツを揃えるといった対策が必要となってきます。

電気代と部品代、高度な技術も必要なため、元々パソコンに詳しい方でない場合はマイニング(採掘)の予算の準備と技術的知識を覚えることを先に行うのがおすすめです。

ビットコイン投資を活用したビジネスは慎重に見極める

最後にビットコイン投資を利用したビジネスについて、気を付けるポイントなどについて簡単に解説していきます。近年成長市場ということもあり様々な団体が関連ビジネスを立ち上げて、勧誘などを行うケースが発生しています。

ビットコイン投資と、それを活用したビジネス自体は問題ないのですが、中にはそれらを悪用した詐欺なども含まれている可能性があるので、ビットコイン投資家や興味関心がある方は見極める力が必要です。

例えば、ビットコイン投資で確実に儲けられるなどのテーマで、セミナーを開くパターンもあります。この場合、セミナー参加者に対してビットコインに投資すると必ず利益が出るから、このビットコインビジネスに投資してみませんか、などと謳い資金回収します。

ビットコインに限らず、投資は元本保証も値上がり保証もありませんし、自己責任の下で行うのが基本です。従って、ビットコイン投資をうたったビジネスで、必ず儲かるや絶対値上がりするといった言葉で勧誘してきた場合は、巻き込まれないように避けましょう。

また、ビットコイン投資のビジネスについて、良し悪しが分からない原因の1つは、投資やビットコインに関する知識不足もあるので、日頃からビットコイン投資について勉強することもリスク回避に繋がります。