仮想通貨へ投資をするなら最新ニュースをチェックして情報収集を常に行うことが重要です。大きな出来事があれば価格に影響するため、こまめな情報収集は利益を出すためには欠かせません。しかし、どんな方法でニュースを調べたら良いかわからないという方もいるかと思います。そこでこの記事では、仮想通貨の最新ニュースを交えながら、情報をチェックするサイトやアプリをご紹介します。

仮想通貨情報をチェックするニュースサイト

日々新たなニュースが発信される仮想通貨ですが、情報を発信するニュース媒体は数多く存在します。そこで、最初は情報をチェックするためのニュースサイトを3つご紹介します。

1つ目のニュースサイトは「コインテレグラフジャパン」です。コインテレグラフは海外の仮想通貨メディアですが、それを日本語に訳したものが「コインテレグラフジャパン」です。仮想通貨の情報は国内よりも海外のニュースサイトを調べた方が多く集めることができます。しかし、海外ニュースサイトを読むには英語を理解する必要があります。また、翻訳ソフトを使って読むこともできますが、その場合不自然な日本語になってしまいます。その点「コインテレグラフジャパン」は自然な日本語で読むことができるため、日本でも人気の高いニュースサイトとなっています。

2つ目のニュースサイトは「BTCN」です。「BTCN」は仮想通貨取引所bitbankを運営しているビットバンク株式会社が情報発信しているニュースサイトで、ニュースだけではなく技術的な解説記事も多く掲載しています。そのため、初心者にはやや難しい印象がありますが、情報をチェックするだけではなく、技術的にさらに理解したい場合には最適なサイトです。

3つ目のニュースサイトは「COINPOST」です。「COINPOST」は国内企業の株式会社CoinPostが2017年7月から運営しているニュースサイトです。ニュース速報も配信しており、時系列で最新ニュースを確認することができます。そして、仮想通貨界の要人へ直接インタビューも行っており、信頼度が高いニュースサイトと言えます。また、初心者向けの情報も充実しており、図解入りでわかりやすく解説されています。

最新の仮想通貨ニュース

上記で紹介したようなサイトで仮想通貨に関するニュースをチェックすることは仮想通貨へ投資をする上では非常に重要です。そこで次は最新ニュースをご紹介します。

ロシアのセキュリティー会社カスペルスキーが23日に発表したレポートによると、名前は明らかにされていませんがある仮想通貨取引所に北朝鮮のハッカーがマルウェアを感染させていたことが分かりました。この件は北朝鮮による最新のハッキングだとされており、「ラザルスグループ」というハッカー集団によるものと見られています。

2つ目のニュースは、中国での仮想通貨への規制が強まっていることです。8月17日に北京の朝陽(チャオヤン)区では仮想通貨に関するイベントの開催が規制機関によって禁じることが発表されています。また、中国では2017年9月からICOが全面的に禁止されていますが、中国当局はその規制をさらに強化する方針を明らかにしています。仮想通貨の利用は中国国内からの資金が流出することにも繋がるため、中国当局は警戒を強めているものと考えられます。

最後は、ビットコインの発明者であるサトシ・ナカモトについてです。香港を拠点とする仮想通貨取引所ビットメックスは8月20日、サトシ・ナカモトが保有しているビットコインの量はこれまで考えられていたものよりも少ないといった調査結果を発表しています。これまでは100万BTCを保有していると考えられていましたが、ビットメックスの調査では30万BTCほど少ない量とされています。仮に70万BTCを保有しているとなると、現在のレートで換算すると約5,200億円となります。

【2018年8月版】仮想通貨ニュースまとめ

次は2018年8月の仮想通貨に関するニュースで、特に注目が集まっているニュースをまとめてご紹介します。最初は、非営利団体IOTA財団と富士通に関するニュースです。8月24日にIOTA財団は公式Twitterで富士通がIOTAを新たな標準プロトコルに採用することを発表しました。IOTAとはIoTのための仮想通貨であり、IoTとは物がインターネットに繋がる仕組みのことです。具体的なIoT製品としては、スマホで操作できるロボット掃除機のルンバなどが挙げられます。今回のニュースは富士通がその分野で大きく成長することを狙っていることが分かります。

もう1つのニュースは、アメリカの調査会社ファンドストラット社のトム・リー氏が年末までにビットコインの価格が2万ドルになると発言していることです。しかし、そのような価格の急回復の前にはビットコインの価格は3,000ドルまで下がると予想しているアナリストも存在しています。ただ、多くのアナリストは年末までにビットコインの価格は1万~1万5,000ドルまで回復すると予想しています。

仮想通貨情報をチェックするニュースアプリランキング

仮想通貨情報をチェックするニュースアプリ次に仮想通貨のニュースをチェックできるアプリをランキング形式で3つご紹介します。まず第3位は「仮想通貨ニュース」です。仮想通貨のニュースをまとめてチェックすることが可能で、注目の個人ブログも一覧で確認することができます。その他に初心者向け記事、中級者向け記事、上級者向け記事とカテゴリーが分けられているため、レベルに応じた情報チェックも可能です。

続いて第2位は「コイン相場」です。ニュースの他に速報やコラム、ICOの情報をチェックすることができます。そして、ウォッチリストを使えば自分が確認したい仮想通貨を追加して値動きを見ることが可能です。「コイン相場」を運営しているCOIN JINJAはICOの検索エンジンも運営しているため、特にICOに関する情報が充実しているアプリです。そのため、ICOに興味があるという場合にはチェックしておきたいニュースアプリと言えます。

そして第1位は「はじめての仮想通貨」です。仮想通貨のニュースをチェックできることはもちろんですが、このアプリの魅力はデモトレード機能があることです。デモトレード機能は実際に仮想通貨を購入しなくとも取引を体験することが可能です。内容は日本円で10万円からスタートし、各仮想通貨の数量を指定して売買することができます。また、仮想通貨の入門講座も用意されており、基礎知識を身に付けたい初心者にも分かりやすいアプリです。

金融庁関連の仮想通貨ニュース

最後に金融庁関連の仮想通貨ニュースをご紹介します。日本仮想通貨交換業協会(JVCEA)は8月3日に金融庁に対して、自主規制団体としての認定を求める申請をしたことを発表しています。日本仮想通貨交換業協会(JVCEA)とは仮想通貨交換業に登録している16社が参加する団体で、自主規制ルールの制定や会員に対して指導や勧告を行うことを業務としています。

また、8月22日にはロイター通信が金融庁の遠藤俊英長官にインタビューを行っています。その際に遠藤長官は仮想通貨業界を過度に抑制つもりはないと言及しています。加えて、適切な規制のもとで成長することを望んでいる、とも発言しています。

仮想通貨は急成長している分野ではありますが、それを取り巻くルールはまだまだ未整備の状態です。そして、ルールを作る立場の政府や金融庁のトップの発言は、仮想通貨業界に大きな影響を与えます。つまり、仮想通貨へ投資をしたいと考えた場合には、様々なニュースサイトやアプリを駆使して、政府や金融庁などの仮想通貨に関連する情報を逐一チェックすることが何よりも重要なことと言えます。