仮想通貨に関するニュースは日々新しいものが上がってくるので、仮想通貨に対して不信感を抱いてしまうこともあると思います。せっかく、仮想通貨に興味が湧いていたのに、口座開設まで行動に移せなかった人も多いのではないでしょうか。
しかし、今から口座を開設しても遅くはないです。仮想通貨の口座開設数は日に日に伸びており、今後のためにも口座を1つくらい持っておくべきです。そこでこの記事では、下記のような疑問にお答えします。
「取引所ランキングを知りたい」
「安全な取引所はどこなの?」
「金融庁で登録をもらっている?」
「アルトコインに投資できる?」
「取引の手数料はいくら?」
日本国内だけでも仮想通貨取引所はたくさんあります。その中でも安全性と信頼性に優れた取引所を厳選しました。コインチェックで起きたネムの盗難事件にあったように、セキュリティが甘い取引所を利用してしまうと、思わぬ損失を受ける可能性があります。大事なお金を預け、投資する取引所になりますから、信頼性のあるところを選びましょう。
日本国内の仮想通貨取引所ランキング
日本国内でおすすめの仮想通貨取引所をランキング形式でまとめました。ランキングは安全性、セキュリティを考慮して作成しています。またランキングに挙げたすべての取引所は、金融庁に登録されていますのでご安心ください。
1. GMOコイン
2. BMM Bitcoin
3. ビットバンク
1位のGMOコインはグループ会社であるGMOクリック証券で培った、セキュリティ体制を導入しているため信頼性は抜群です。顧客の資産はコールドウォレットで仮想通貨を管理しており、ログインするときは2段階で認証を求められます。また定期的にセキュリティテストも行なわれているので安心です。GMOグループにはサーバーを運営するGMOクラウドがあるため、サーバーが突然落ちてしまうといったことも考えづらいと思います。
2位はBMM Bitcoin。大手のBMMグループが運営しており、GMOグループと同様で、DMM.com証券のノウハウを導入しているので安定性が抜群です。セキュリティ体制としては、コールドウォレットを採用し、口座にログインするときは2段階認証を求められます。証券のノウハウがある取引所のほうが、管理体制に定評があることは言うまでもないでしょう。
3位はビットバンクです。GMOコインやDMM Bitcoinと違い、ビットバンクは大手企業が運営しているわけではありません。しかし、ビットバンクのセキュリティは高いと言えます。なぜなら、コールドウォレット、2段階認証に加えて、マルチングに対応しているからです。マルチングとは口座への鍵や署名が2つ以上になることです。ちなみにGMOコインもマルチング対応済みです。
仮想通貨取引所の安全性の判断基準
仮想通貨取引所の安全性を考慮する基準はいくつかあります。まとめてみましたので、ご覧ください。
1. コールドウォレットで資産を管理している
2. 資本金が豊富でサーバーが安定している
3. マルチングが対応している
コールドウォレットで資産を管理していることは必須でしょう。以前、コインチェックから仮想通貨のネムが流出したとき、コインチェックは顧客の資産をホットウォレットで管理していました。ホットウォレットとは、常時インターネットに接続された状態にあるウォレットのことで、不正アクセスをされてしまえば、簡単に資産を盗まれてしまいます。一方でコールドウォレットとは、インターネットとは隔離された環境に秘密鍵を保存する方法です。これなら鍵の管理をしっかりしておけば、仮想通貨の盗難にあうリスクは小さくなります。
また資本金が豊富な企業が運営をしており、サーバーが安定していることも重要な点です。資本金があればあるほど、社会的な信用性は増します。コインチェックのときのような盗難にあったとしても、柔軟に対処できると投資家が期待するからですね。またサーバーが安定していることも重要です。2017年の12月のようにアクセスが集中したとき、ログインできない、注文できない、損切りできないといったことがないようにしたいからです。
最後にマルチングに対応しているかという点も考慮してください。マルチングとは口座への鍵や署名が2つ以上になることです。鍵は一つより、複数あったほうが安心できますよね。コインチェックが盗難にあったときは、マルチングが導入されていませんでした。安全性については、以上となりますが、投資家は法的な規制リスクも考えてなければいけません。仮想通貨の取引所で言うと、金融庁に登録されているか、否かです。
金融庁に登録されている仮想通貨取引所
改正資金決済法により、仮想通貨取引所は登録制になりました。国が登録制を始めた理由は、マネーロンダリング防止や投資家の保護のためです。
金融庁に登録をされていない取引所のなかには、本人確認なしでも口座開設ができてしまうものがありました。これでは誰もが口座を開設できてしまうため、マネーロンダリングに悪用されるリスクがあります。
また登録制を実施することで投資家を保護するねらいもあります。仮想通貨取引所で口座を開設すれば、投資家の資金を取引所に預けることになりますよね。もし、コインチェックのようにずさんな管理体制だと投資家の資金が盗まれてしまう事件が多発してしまいます。金融庁から登録を受けた取引所なら、管理体制の徹底を求められるので安心できると思います。
アルトコイン投資は複数の仮想通貨取引所を利用する
メジャーな仮想通貨であるビットコインだけでなく、アルトコインにも投資したい方も多くいると思います。そのような方は、複数の仮想通貨取引所で口座を持つべきです。
一つの取引所では、取り扱いのあるアルトコイン銘柄数は少なめです。そのため、複数の口座で投資することで多くのアルトコインに投資できます。口座や投資する銘柄を分けることはリスク分散にもつながるのでおすすめです。
たとえばGMOコインの場合、イーサリアム、ビットコインキャッシュ、ライトコイン、リップルの4つのアルトコインに投資できます。もしDMM Bitcoinの口座を持っていれば、上記のアルトコインに加えて、ネム、イーサクラシックにも投資ができます。
仮想通貨でかかる4種類の取引手数料
仮想通貨取引所の手数料は株と比べて安いです。仮想通貨でかかる取引手数料には4つの種類がありました。まとめましたので、ご覧ください。
1. 取引手数料・・・仮想通貨の売買にかかる費用
2. 入出金手数料・・口座に現金を出し入れするときにかかる費用
3. 送金手数料・・・仮想通貨を海外の口座に送金するときにかかる費用
4. その他手数料・・仮想通貨FXやレバレッジ取引にかかる費用
株の場合は取引手数料だけでも100円ほど取られますが、仮想通貨の場合は取引手数料が無料な口座もあります。たとえばGMOコイン、DMM Bitcoin、ビットバンクは上記の手数料がすべて無料です。すごいですよね。手数料を安く抑えたいのであれば、この3つうちから口座を作ることをおすすめします。
以上までが仮想通貨取引所の紹介でした。初めて口座を開設される方は、大手企業が運営している取引所を選ぶといいでしょう。大手なので信頼性がありますし、多くの人が口座を開設しているため、ネットにある情報も豊富です。とくにGMOコインかDMM Bitcoinのどちらかの口座は持っていて損はないと思います。