仮想通貨がメディアで多く取り上げられるようになり、「仮想通貨って何だろう」「仮想通貨について知りたい」と興味を持った人も多いのではないでしょうか。しかし、仮想通貨について情報を詳しく知りたくても、勉強方法がわからない、どのように情報を得れば良いのかわからないという人も多いのです。
仮想通貨は、比較的新しい分野のため、体系的な情報や新鮮な情報を手に入れるためには、自分で積極的に情報収集をしなければなりません。ここでは、仮想通貨の情報をどのようにして手に入れ、勉強すれば良いのかということについて、詳しく説明していきます。
仮想通貨の情報はインターネットを通じて収集する
仮想通貨の情報を収集する方法として、一番簡単な方法は、インターネットで検索をし、出てきた情報を一通り読み込むということです。検索エンジンでは、一番多く読まれている記事やニュースから順に表示される傾向があるため、信頼性がある記事やサイトが上位表示されています。まずは、それらの情報を読むことから始めましょう。
仮想通貨の中で、最初に生まれたものはビットコインです。1コイン当たりの時価が一番高く、世界の注目度が一番高いのもビットコインですから、まずはビットコインについて学ぶことをおすすめします。ビットコインはブロックチェーンという最先端の技術で作られていること、世界中どこへでも約10分で送金することができること、ビットコインを取引するには取引所を利用する必要があること、取引所は日本だけではなく海外のものも日本から利用できること、ビットコインはその他多くのアルトコインを買うための基軸通貨であり、仮想通貨市場はビットコインを中心にしてまわっていることなどがわかります。
仮想通貨の情報の基本はビットコイン
その後は、一歩進んで、ビットコインの送金の仕組みやマイニングについての情報も理解したいところです。ビットコインの取引では、世界中のマイナーと呼ばれる人々が、膨大な量の計算を行って取引の承認を行っていること(マイニング)、そして、ブロックチェーンの取引ブロックごとに承認者が決定され、報酬としてビットコインを受け取ること、このマイニングという作業は個人で行うことは難しく、大きな企業が大規模に行っていること、大手マイナー「ビットメイン」の企業価値は1兆円を超えており、その社長はジハンという30代前半の若い男性であり、仮想通貨全体への影響力が大きい人物であることなどがわかってきます。
コインチェックはネム盗難事件の時に、何百億円もの補償をスムーズに行ったことから「取引所ビジネスは非常に利益が出る」ということが世間に知れ渡ったのですが、世界で今一番人気がある取引所と言われている「バイナンス」は、前期のみで約330億円、通年では1100億円の利益を見込んでいることが報道されました。この取引所の社長は「ジャオ・チャンポン」という人物で、彼も仮想通貨業界では大きな存在感があります。
このように、様々な情報を読み込んでいくと、仮想通貨のことだけではなく、注目されている人物や、影響力がある企業などもわかってきます。色々調べていくと、情報が数珠つなぎのように、ある情報を調べると、別の情報が見つかりますので、それを繰り返していくことで、知識が積みあがっていくのです。
仮想通貨関連の本や雑誌も大切な情報源
インターネットで情報を得た後は、本や雑誌を購入して読んでみることをおすすめします。本や雑誌を読むと、インターネットで得たある意味バラバラな情報を、自分の中で体系的にまとめることができたり、インターネット上では書いていなかったような情報も得ることができます。また、本では著者の考え方や意見、またこれからの見通しなども書かれているので「ビットコインや仮想通貨に対して、このような見方もあるのだな」という、仮想通貨に対しての新たな視点を発見することもできます。
情報を得るためのおすすめの本としては、「アフタービットコイン」「いまさら聞けないビットコインとブロックチェーン」が挙げられます。「アフタービットコイン」は、ビットコイン投資が過熱する中、冷静に仮想通貨の今後に対しての分析を行っていた本で、仮想通貨の今後の情報を考えるには、非常に参考になる本です。
いまさら聞けないビットコインとブロックチェーンでは、ビットコインのハッシュ関数などの取引承認プロセスについて詳しく説明してくれていて、難しく感じられるビットコインの仕組みや承認の仕方などを、わかりやすく説明してくれています。仮想通貨について、もう一歩深い情報を欲しい人は、書籍を読んでみることをおすすめします。
雑誌では「月刊仮想通貨」が最も役に立ちます。リアルタイムニュースをわかりやすく解説しており、初心者にも問題なく理解できますのでおすすめです。
タイムリーな仮想通貨情報を手に入れるにはツイッターが最適
仮想通貨は、株式市場と違って24時間365日休みなく市場が動いており、いつでも世界中で仮想通貨の売買が行われています。そのため、情報に対してとても敏感な側面があります。良い情報が出ると高騰し、悪い情報が出るとすぐに暴落してしまうという現象が起きやすくなっていますので、アンテナを常に立て、新鮮な情報を得る努力を続ける必要があります。
そこで役に立つのがツイッターです。インターネットサイトの記事は、検索順位に反映されるまで時間がかかることがほとんどですし、Yahooなどのニュースでは、仮想通貨関連のタイムリーなニュースが取り上げられることはほとんどないので、皆ツイッターで新しい情報をキャッチしていると言っても過言ではありません。
常日ごろから仮想通貨に関して多くの情報をつぶやいてくれる人、ニュースをリツイートしてくれる人、フォロワーが多い人などを探し、フォローをしておくことをおすすめします。特に影響力が大きい人、様々な情報をキャッチしてツイートしてくれる人のアカウントを「モバイル通知オン」にしておけば、ツイートがスマホに通知されますので、大切な情報を見落とさずに済みます。
また、気になる仮想通貨があれば、ツイッターで検索してみましょう。そのコインに将来性を感じている人、そのコインについて詳しく説明している、自分のサイト記事を紹介している人などのアカウントが出てきますので、そこからそのコインについて、より深く理解したり、最新情報を得ることができるでしょう。
仮想通貨を実際に購入することで情報の集め方が自然と身につく
仮想通貨の情報が欲しい、勉強したいと思う気持ちはとても大切です。そして、そのような気持ちがあるのであれば、実際に仮想通貨を少しで良いので、購入してみることをおすすめします。自分が仮想通貨のホルダーになることで、より興味がわきますし、真剣に情報を収集しようと思えてくるからです。
また、実際に仮想通貨を海外の取引所に送金してみてください。ビットコインであれば約10分、リップルなど、送金に特化した仮想通貨であれば、1分ほどで海外に送金できます。情報として知っていても、実際に行ってみると、新鮮な驚きがあり、仮想通貨の高い将来性が実感できるのではと思います。
これからは仮想通貨がますます注目されていくと予想されています。フィンテックという言葉を目にすることが増えてきましたが、金融とテクノロジーの融合という意味では、仮想通貨もフィンテックの一部であり、今後、私たちの社会を変えていくような、大きな変革が起きると予想されています。
そして、その変革の中心は仮想通貨であると考える人も多くいます。まだまだ仮想通貨に興味があり、情報を得たいと考えている人は少ないので、今興味を持っている人は、先見性がある人であるとも言えるでしょう。その「知りたい、理解したい」という気持ちを大切にして、これからも仮想通貨について学んでいけると良いですね。