【インタビュアー】
じゃ、お願いします。
【坪本英男(以下、坪本)】
はい、お願いします。
【インタビュアー】
それでは、坪本さんの仮想通貨のあゆみと
これからの坪本さんが考えている仮想通貨について
お話しさせていただきたいんですけれども。
【坪本】
はい、わかりました。
僕が仮想通貨に実際具体的にかかわったのは
2014年の4月ごろだったかと思いますけれども。
当時僕が何をやってたかといいますと。
FXの海外の証券会社の国内でのマーケティングの支援をしてまして。
FXって、ご存知のとおり
「外国為替証拠金取引(がいこくかわせしょうこきんとりひき)」と
日本語ではいうんですけれども。
法定通貨ですね。
日本円の「JPY」アメリカの「USD」ドルとか、
あとヨーロッパの「EUR(ユーロ)」とか
こういう法定通貨を相場の中で売り買いをすると。
いうようなものですけども。
それまでは法定通貨っていうものが、
やはり通貨としては世界で流通するものだと
いう認識だったんですけども。
約10年ほど前から僕の中では、
やっぱりインターネットの中だけで流通する通貨。
もう法定通貨にしてもやはり証券会社に口座を開けて入金すると
もうデジタル状の表示になりますよね。
銀行口座に入金しても通帳に出てくるのは単なる数字だけと。
いうことだったので
この数字って呼ばれるものが、
やはりデジタルに非常に親和性が高いということでしたので
電子マネーであったりとかポイントだったりというものが
ここ数年普及してきたという背景がありますけど。
そこに当時ビットコイン。
2014年はマウントゴックスが破綻した時代ですね。
このときに僕の中で
「ビットコインが消えた」
っていうふうな報道されたんですけども
正確にはビットコインそのものは消えませんので
これがハッキングされたということですので
簡単に言うと、具体的には例えば
「証券会社が倒産した。じゃ円がなくなりますか?」
といったら
「なくなりませんから」
それと同じ現象があったんですけど
一部の報道で「ビットコインが消失した」とか
一般の方々もそのマスメディアの報道を見て
「ビットコインって消えてなくなるもの」だとか
「間違った認識が広がっているな」ってのは
非常に強く思ったんですね。
で、そっから深くビットコイン
僕自身も研究をしまして
ビットコイン以外にも他に通貨があるんだと
いうことを知りましたし
このビットコインを背景にするブロックチェーンという技術が
これから世の中変えていく技術になるんだなということを強く感じましたので
2014年の春からしっかりこの分野
自分の中で調査研究して自分自身も投資をしましたし
ビジネスをスタートしました。
【インタビュアー】
やっぱり一般的にマウントゴックスと仮想通貨「ビットコイン」ていうものが
こう結びついていて「ビットコインはダメなんだ」っていう一般的な認識ってのは
すごい広まっていったと思うんですけど。
そん中でも坪本さんそこに入ってって、自分の経験でとりあえずしてみよう
ていうふうに思ったその実際その仮想通貨のなんかこうビジョンというのは
なんかそこで見えたってことですか?
【坪本】
見えましたね。
で、僕の中で常に世の中の状況を見て感じてるのが
みなさんこう非常に常識にとらわれている。
非常に権威のある方が言えば信じたりとか
あるいは大手企業がいうと、情報発信するとそれを信じたりとか
いうふうに捉えられてますけど
やっぱり今の時代ってのは本当にこう変化の激しい時代なので
僕は常に常識を疑う目っていうのを持っているんですね。
だから「大多数の人が賛成したからそれが正しい」
というものでは僕はないと思っているので
そういった意味でビットコインとかマウントゴックスが破綻した当時から
この世の中がこの技術を持って変わるんだろうな。
ってのは、いろんなこの特に海外のサイトですね。
日本には日本語ではあまり…
間違った情報が多かったです。
特にインターネットの情報って、間違った情報多いですから
海外のフォーラムとか、あるいは海外の仮想通貨のホームページを見たりして
「こういった技術の背景にしたものが世の中に出てきたんだ」ってのは
自分の中で確信を持ちましたね。当時。
まぁ、ビジョンとか、これからの世の中の具体的なかたちってのは見えてきました。
【インタビュアー】
それをきっかけに坪本さんは仮想通貨っていうものを
自分の仕事にしていこうってふうに変わって行った…
【坪本】
そうですね。
完全に当時僕はそれまでFXをやってましたけれども
完全にFXの仕事を辞めて仮想通貨の事業一本でやっていこうと思いまして
そっからスタートきりました。
【インタビュアー】
「FXから仮想通貨」思い切って、こう飛び込んだと思うんですけど
そのとき大多数の人が否定的な意見を持っていた中で
そこへ飛び込もうと思った
その思い切りの部分…
なんかその坪本さんの中で確信的なものがそこにあった…
【坪本】
ありました。
当初は仮説を持って
「これが正しいのか、正しくないのか。」
「これが世の中に普及していくか、普及していかないか。」
っていう仮説を持って取り組むんですけれども
これはたぶん僕のコンサルティング会社でいた経験が活かされていると思うんですけども
「事実の積み重ねですね。」
その仮説が正しいかどうかってのはその事実の積み重ねの検証をして
自分の中で事実の検証を終えた時点で
これは仮説から事実に、あくまで主観が入りますけど、事実になったと。
で、将来のビジョンが見えたってことですよね。
【インタビュアー】
なるほど。分かりました。
実際その坪本さんが仮想通貨を始めたときに
まず取り掛かった。
このコインを買ったとか、取引所開けたとか、いろいろあると思うんですけど
まずそのコインについて調べたりとかすると思うんですけども。
今一般の人って、そのコインが何か、どのコインが良いか、悪いかって
まず選別がつかないと思うんですけど。
そのとき坪本さんが意識して取り組んで
「このコインだったらいける、いけない。」
っていうのをみるために考えながら動いてた
動き方みたいなのを教えていただけたら。
【坪本】
なるほど。
まず今の時代ってのは、やっぱり情報社会だと思います。
この情報っていうものは当然人間が作り出したもの
例えば動物社会であれば、牛や馬や魚がいますけど
キャーキャー、ワンワンとか鳴いたりするぐらいで
それではちょっと情報といえないと思うんですよね。
やっぱり人間だから言葉を使って情報を作り出してるっていう。
僕の中では情報って人為的なもの。
そうするとその情報を作った人、あるいは発信する人ですね。
最終的にはどういう人か。
どういう人が情報を作り出していたりとか
どういう人が情報発信していたりとか
っていうところを非常に重視してるので
まずやはり仮想通貨の分野に関しても
その仮想通貨ってものを作られた方とか
あるいはその仮想通貨の情報を発信している方とか
ていうことで「非常に人に注目」してます。
【インタビュアー】
なるほど。
じゃ、大体の人が
仮想通貨をやっている人の意見の発信とかに意識がいってる中。
坪本さんは
その製造元だったり作られてる元のとこへドンドン進んでったってことですね。
【坪本】
そうですね。はい。
【インタビュアー】
わかりました。
そん中でやはり坪本さんがそういうふうに実際作ってる側とこうお会いしていく中で
「実際にその一般の人たちが話している意見」と「実際に作ってる方たちの意見」
こうなんか意見の違いがあると思うんですよ
やっぱ、作っている人の本質的な意見だったりとかいうのを聞けたと思うんですけど
そん中でこう感じたそんときの仮想通貨の世間的なイメージと実際大元達の意見のすれ違いって何か…
【坪本】
あっ、非常に大きいです。
そこが僕はすべて。
物事の本質のすべてかな。
と、この仮想通貨の本質かな。と思うんですけれども。
仮想通貨、暗号通貨ですね。正確には…
この暗号通貨を作り出している方々の思いや考えと
この暗号通貨を購入する方々の思いや考え方って
実は非常に大きなひらきがありまして…
まぁ、これは当然そうなんですよ。
作り出す側とそれを購入する側
まったく対極に居ますので。
購入する方は当然その仮想通貨の値段が上がって利益を得ていく。
で、生活を豊かにしていくと。
で、仮想通貨をそもそも作る方々っていうのは
その値段が「上がるか下がるか」というよりも
これプロジェクトとして、最初スタートしますので。
やはりこのブロックチェーンという技術を使って
世の中をこのように良くして行きたいとか
あるいは世の中のこの問題に関して解決したいとか。
ていう非常にあの理念とかビジョンとか思い入れが非常に強いので。
そこは非常にこうドライな勝ち負けの世界「価格が上がるか下がるかの世界」と
そもそも作られた方々の理念とか思いっていう分野は大分ひらきがあるのかな。
と思いますね。
まぁ、これ株式市場と一緒だと思います。
株式会社っていうものを作ったとき、やはり最初理念とかビジョンというものがあって
法人設立すると思うんですよね。
定款っていうものを作るじゃないですか最初に。
そっから始まると思うんですけど。
まぁ、これが株式市場に上場したら
投資家が入ってきて、投資家にとっては、
その株が上がるか下がるかしかほぼ興味ないと思うんで
それと同じようなことかな。
と思いますけど…
【インタビュアー】
なるほど。
実際、仮想通貨市場で負けてる人は、
その乱降下を気にしてたりする人だと思うんですけど
逆に坪本さんが生き残っている理由ってのは
「その大元にたどり着いたから」「大元の話を聞いたから」
ていうのが、その1つ要因としてあったりするんですか?
【坪本】
そうですね。
やはり情報っていうのは、僕はよくセミナーとか講演会でもいうんですけど
「情報には3種類ありますよ」と
1次情報、2次情報、3次情報
この3つの情報がありますと。
3次情報っていうのは、「一番不確かな情報」
これはインターネットの情報であったりとか、マスメディアの情報ですよと。
これはやはりその情報を加工する方々がいらっしゃいますので
非常に本当に真実かどうかっていうのは確かめにくいですし
間違っている可能性も高いですと。
二つ目は二次情報ですね。
これは「信頼のおける方からの情報」
ただし、この信頼のおける方からの情報っていったとしても
自分で事実を確認してないので
その信頼をおいてる方が
「もしかしたら騙されてるかもしれない」
「誤解しているかもしれない」
「間違った解釈をしているかもしれない」
っていうことで
この二次情報っていうのも不確かなものかもしれない。
やはり一次情報っていうのが、
自分自らが見聞きした情報、体験した情報になってくるので…
例えば、透明な水をみたときに
これを飲んでみないと水かお酒かってわかんないじゃないですか。
日本酒かお水かって、わかんないかと同じように…
例えば昔おもしろい実験をしたんですけども
大学生時代に新歓のコンパを後輩が主催していて
一気飲みをするとみんな盛り上がりますよね。
「ワー、すごいな!」ってなるじゃないですか。
僕は先輩として呼ばれて行って
その一気飲みをするようなタイミングに出くわしたわけですね。
そうしたときに「じゃ、坪元先輩飲んでくださいよ」っていわれたときに
僕はちょっと前もって、そこのお店の方に「ジョッキ一杯の水を持ってきてください」と
いうふうな準備をしてて、で、その時に「いや、実は、このジョッキってのは、今ね、日本酒を頼んだんだよね」と
「じゃ、この日本酒を一気しますね」っていったときに
それもう水だからゴクゴク飲めますよね。
でも、周りは、そのジョッキに入った透明な液体をお酒だと思ったわけですよ。
「やっぱり先輩、すごいな」ってことで
一気飲みっというのはこういうことをいうんですよ。
ってなことを
ちょっと冗談にですね。冗談半分に、面白おかしく、一気飲みをお見せした
っていうのが体験ありますけど。
まぁ、そういうことかな。って思いますね。
あーゆー自分自身が飲んでみないと、体験してみないとわかんないっていうことなんで
一次情報
「世の中の情報の中でも一次情報を正確に取っていく」ってことが
まず大前提として大切だと思います。
【インタビュアー】
わかりました。
実際その仮想通貨をされてる人って、本当に一次情報までたどり着けることが
なかなか難しいと思うんですよ。
っていうのも、みんながみんな、一次情報にたどり着くって、まず物理的に、
ひとはまず一人しかいないわけですから、そこにみんなが殺到するってまずありえないじゃないですか
そういう人たちが本当に今より一次情報に近い情報を得られるためにはどうすればいいんですか。
【坪本】
まず基本的には…
その一次情報っていうのも、そのプロジェクトの方、仮想通貨、暗号通貨のプロジェクトは
ホームページが立ち上がったり、ホワイトペーパーが提出されてたりしますので
まず入り口はそこからでいいんですけども
三次情報ですけどね。
三次情報ですけど一次情報の方が出してる
インターネットメディアを使った情報っていうことで
そっからでいいんですけれども…
例えば、海外の暗号通過だと、コミュニティーが出来てるんですよ。
そのコミュニティーの中に入って、その創業者の方にメッセージを送ってみるとか。
僕自身も今でもやってますし。
2014年にスタートするときにも、そういう形で直接、
そのプロジェクトのメンバーの方に連絡を取らせていただいたりとか
そういうことをしてましたので。
極力、自らが情報を取りにいって、
「どのようにすれば、その一次情報に繋がっていくのか」ってのを考えることが大事だと思います。
【インタビュアー】
なるほど。ありがとうございます。
実際、その英語が出来ない方は、どうすればいいんですか。
【坪本】
英語が出来ない方は、英語を勉強してください。
なんですけど、そうだといっても英語を身に付けるまでは
かなり大変なので、Google翻訳ありますよね。
Google翻訳でいいとおもいます。
少し日本語がね、おかしかったりしますけれども
大筋内容はGoogle翻訳で取れますから。
僕も今でもなかなか翻訳が難しいときはGoogle翻訳を使ったりとか
なかなかコミュニケーションとりにくいときはGoogle翻訳使って相手に情報伝える。
ってことをやっていますので、
まぁ、英語の学習をしながらGoogle翻訳を使う。
これが一番良いんじゃないんですかね。
英語の学習にも繋がってくると思います。
【インタビュアー】
はい、わかりました。
ありがとうございます。
二月初旬ごろに、仮想通貨大暴落があって…
その前、コインチェックが四百何十億とか流出したっていう事件があったと思うんですけど
実際仮想通貨、これから入るのすごい不安なんですけど
実際これからの市場てどうなんですか?
【坪本】
なるほど。
仮想通貨に対しての不安っていうのは、今のタイミングだけじゃなくて
過去もずーっと言われ続けてるんですね。
僕の過去4年間の経験からでお話させていただくと
まず去年が異常だったんです。
去年が異常ですね。
我々自身は、あそこまで価格が上がるとは思ってなくて
当初約10万円程度だったビットコイン…
ビットコインが分かりやすいので、ビットコインで説明しますけど
去年当初10万円程度だったものが年末には200万円を超えましたと。
ただ僕らの感覚としては、年末に7,80万円ぐらいいったらいいよねと
その間はやっぱ乱高下するよねと
で、大体上下3,40%は乱高下しますよねと。
で、僕が初心者の方にアドバイスしてるのは
「まず、仮想通貨っていうのは非常に価格の変動幅が高いです」と
上下大体3,40%は覚悟してくださいなと。
下手したら50%、つまり皆さんが100万円入れたとしたら50万円を失う可能性はありますよと。
いうのをまず説明させていただくんですよね。
で、今のタイミングっていうのは
今これ撮影しているのは2月ですよね。
1月に暴落しましたよね。
この1月の暴落っていうのは、これは毎年のことなんです。
毎年暴落しています。
なので、まず仮想通貨に参入される前に
仮想通貨とは「どのようなものか」「どれくらい価格変動するものなのか」
っていうのを、まず認識していただく必要があるんですよ。
なので、僕がセミナー・講演会でよく言っているのは
まず、仮想通貨っていうのは価格変動幅が非常に大きいですから
皆さんの投資される金額
例えば
10円投資してそれが5円になったとしても
別にあんまり何も感じないじゃないですか。
これが100万円投資したら約半分50万円、これ大きいですよね。
普通のサラリーマンの方の月給を超えるような損失になっちゃいますから
これ大きいじゃないですか。
じゃ、これが一千万、何千万って投資した場合
それが半分になったらもう一生の問題にかかわってきますよね。
ですので、まず仮想通貨に投資されるっていうことは
この価格変動幅が高い大きい、この分野ですよと。
なおかつ、そのタイミングによって価格が上下。
その時期によってですね。
しますので、過去のチャートを見ると
やっぱ1月ってのは暴落するタイミングですので。
僕ら年末のこの仮想通貨が暴騰したタイミングってのは
もちろん買いで入っていませんし
この1月に暴落をするってのが
過去のチャート上に出て、現れてますので
僕らは、そこは様子見してたんですね。
なので、初心者の方は、僕らみたいな上級者の方、経験者に聞いていただくか
もしくは、そもそも仮想通貨ってのは、暴騰・暴落するものですから
ご自身の投資できる範囲ってのは決まってくるかと思います。
そういった事前の心構えとか、情報っていうのか、情報知識ですね。
情報知識を得てからこの分野に参入されるのがベストですね。
だから、勉強してから入ってきてください。
ってことです。
【インタビュアー】
わかりました。なるほど。
実際その最近ネガティブなニュースって、すごい多いと思うんですけど。
いろんなとこで何百億円流出っていうニュースをよく見かけるんですけど。
仮想通貨自体が今後この世の中で使えないものとして無くなる可能性ってのはないんですか?
【坪本】
えーっと、使えるかどうかは正直僕自身も分からないです。
ただ、使える可能性が高いんじゃないのかな。と思ってます。
法律が制定されたり技術が…
これはもう革命的な技術だ!っていうことで
世界のあらゆる産業の中に入っていける可能性であったりとか
あるいはもう既に大手企業がこういったブロックチェーン技術を使って
何かこうサービスを出す準備をしてたりとかっていうのをみてると
この分野がまったくなくなる…
仮想通貨が使えるか使えな…使われないかってのは
やはり法定通貨と争う部分が出てくるんで
国の規制であったりとか…
いろんな問題で使われなくなる可能性っていうのは
もちろん無きにしも非ずなんですけれども。
僕は使える可能性の方が高いんじゃないのかな。
というのがまず一点としてありますね。
あとは、これを使った方が世の中のためになる。
世の中のためになるっていうのは…
例えば
携帯電話がそうですし、インターネットがそうであったように
やはり世の中に便利なもの、良くなる方向のものっていうのは
やはり普及していく可能性が高いんじゃないのかな。
と思ってます。
【インタビュアー】
実際その…、仮想通貨…、ブロックチェーン技術、
普及していくっていうのは、なんとなく分かってきたんですけれども
やっぱりその去年いた「億り人」っていう、一気に仮想通貨で資産を築いた人。
ていうのを見てると、まだちょっと仮想通貨で稼げるんじゃないか。
っていう気持ちはすごいあるんですけれども
それは実際どうなんですか?
【坪本】
えーっとね。
仮想通貨の投資は…
これも僕は4年前からずっと言い続けていることなんですけれども
「基本的には長期的に考えてください」
しかもそれも「1年とか2年ぐらいのスパンで考えてください」と
いうふうにいっていますので
その明日上がりますか下がりますかってのはもちろん分かりませんし
これがひと月単位でも…
今回のね、年末と年始の暴騰暴落っていうこともありえますので
基本的には僕は「年単位で考えていく投資かな」と思ってます。
年単位で考えれば比較的勝ちやすい投資対象になってくるかな。
と思ってます。
【インタビュアー】
なるほど。
何か仮想通貨っていうのをよくいろいろみてると
そのコインの種類がものすごい数があって。
どしても何がよくて何が悪いってのがいまいち分からず。
で、それが残っていくものもあれば残らないものもある
みたいなウワサもあるんですけども。
そん中で実際どういう目線でそれを選別してって
投資していくのがいいですか。
【坪本】
そうですね。
僕自身も神様じゃないので
「100%これを残るものですよ」とか
「これは値段が上がるものですよ」
っていうのは非常に断定するのは難しいんですけれども。
そもそもこの仮想通貨ってのは
このFintech(フィンテック)の分野で
それが通貨の分野で特化されて
今仮想通貨って僕は現れていると思っているんですね。
その背景にあるのは
「インターネットの技術」「ブロックチェーンの技術」
だと思うんですけど。
そもそも仮想、今現在いろんな仮想通貨が出ていますけど
それの大元はやっぱりプロジェクトなんですね。
「世の中をこのように良くしていきたい」
あるいは
「世の中のこのような問題を解決していきたい」
というような有志が集まって
1つのプロジェクトってのが生まれますので
そのプロジェクトをまずは応援するっていうスタンスですね。
そのスタンスで取り組んでいただいて
それが世の中のためになるんであれば
出したお金がそのプロジェクトに使われますから。
まず、なんていうんですかね…
エンジェル投資家といいますか。
応援する気持ちでお金を出す。
結果として
そのプロジェクトが発行する仮想通貨が値段が上がれば良くなるので。
投機対象としていわれていますけれども。
本来の意図は。
みなさん、かかわっている方々を僕…、国内も海外もこの分野の方いらっしゃいますけど
お金儲けしたいから、だけでやっているって方々ではないんですよね。
【インタビュアー】
そうなんですか。
実際なんか仮想通貨って私のイメージですと
「仮想通貨(イコール)ちょっと儲けたい」
っていうそっちの思いばっかりしかなかったんですけど。
「プロジェクトを応援するって」
いう全然こう別の方向の目線で持ってくと
なんかそんなにそこでお金儲けしようと思わずに
本当に応援しようと思うんだったら
そのお金って全財産突っ込まないと思うんですよ。
だから本当にこう見る視点で本当に投資の仕方は全然変わるんだな。
という…
ものすごい分かりました。
【坪本】
おっしゃるとおりですね。
例えば、水を…
これはブロックチェーンの世界じゃないですけど、
水をキレイに良くしたい。キレイにしたい。ということであれば
そこにお金を出すことによって、水がキレイになれば、それで喜んでくれる方が増えるわけじゃないですか。
まぁ、それと同じように。
このブロックチェーンという技術を使って
世の中を良くしていく問題を解決するっていうプロジェクトに
まず応援するっていう気持ちで入られて。
その応援するのに最初にお金で応援してあげることによって
結果として発行した仮想通貨がリターンとして上がっていければなおいいな。
というぐらいのスタンスでまず考えていただくのがいいかと思いますね。
僕自身もやっぱり仮想通貨に最初入ったきっかけってのは
「このプロジェクトすごいな」と
「このプロジェクトになんとか、かかわりたいな」と思って
それで仮想通貨の投資を始めましたので。
そうするとその会社がそのプロジェクトが
ドンドンドンドンかたちになっていけば
ワクワクしながら待てるんですよね。
価格が上がるか下がるかだけしか考えてない人は「いつ上がるんですか?」…
ハラハラ待つのかワクワク待つのかの違い、大きいと思います。
【インタビュアー】
全然違いますね。わかりました。
ありがとうございます。
今「ICO」って言葉を世間でよく耳にするんですけど
「ICO」って実際何なんですか?
【坪本】
「ICO」っていうのは仮想通貨の業界の言葉で
「Initial coin offering(イニシャル・コイン・オファリング)」
といいます。
これは資金調達の方法だと思ってください。
で、一般にこの世の中にある資金調達。
例えば
資金を借り入れる。
であったりとか
あるいは何かこう会社を作ったときに資本金として資本調達すると…
株式を発行して資本調達をする。っていうのがありますけれども。
あの株式市場に上場する際に「IPO」って言葉があるんですね。
「Initial Public Offering(イニシャル・パブリック・オファリング)」
株式を新規公開。
取引所に上場することによって一般投資家から資金を調達すると。
いうのがあるんですけれども。
まぁ、それと同じようなものでして
コインの場合は株式市場と違って
証券会社とか監査法人ていうものがありませんので
一般にそのプロジェクトのメンバーが直接世界中の投資家から
直接お金を集めることが出来ると。
いう方法が流行ってきてまして…
世界中に沢山
当然いろんなプロジェクトが世界中で
「世の中を良くして行きたい」
「何かこういった問題を解決したい」
っていうプロジェクトが数多く立ち上がってきますので
今さまざまな「ICPプロジェクト」ってものが出てきているかと思います。
【インタビュアー】
なるほど。
「クラウドファウンディング」
っていうものもあると思うんですが
それとは何が違うんですか?
【坪本】
クラウドファウンディングとかなり似ていると思いますね。
ただ、クラウドファウンディングと違うのは
このICOっていうのは先ほどお話したように仮想通貨の業界の言葉なので
やはり仮想通貨っていうのはブロックチェーンの技術を基にしたプロジェクトですから
クラウドファウンディングはブロックチェーンの分野以外でも使われる分野だと思います。
調達方法は一緒ですね。
プロジェクトというものを立ち上げて調達するのは一緒なんですけれども
このICOはコインに限定したものですね。
【インタビュアー】
なるほど。
ICOですとプロジェクトに対してお金を投資して…
【坪本】
コインが発行される。
【インタビュアー】
コインが発行される。
で、そのコインっていうのは
いつ自分達の手元に入ってくるものなんですか?
【坪本】
クラウドセール…
このICOっていうのは段階がありまして。
一番最初にチームメンバーたちが集まってプロジェクトを作りますよね。
「このようなプロジェクトやりましょう」と。
その時に創業メンバーであったりとか、その親しい友人関係で
まずファミリーセールっていうのが行われるんですよ。
で、まずこのファミリーセールで資金調達を行い。
その次にプレセールっていうことで
一般の投資家を募集する前に
こちらも一般投資家の募集前に一部の投資家に
プレセールっていう事で価格を割安に出すんですね。
で、そっからクラウドセールっていうことで
一般の投資家を募集していくと。
まぁ、このような大きくは
この「スリーステップ」があるんですけれども。
特にICOっていう言葉で
よくですね
「利益を出していく」「出していきたい」「値段をできるだけ安く買いたい」
ということであれば
ファミリーセールはなかなか難しいですけれども
プレセール段階で値段の安いうちにコインを購入するっていうのが一番得策です。
【インタビュアー】
なるほど。
その安いうちに購入して
プロジェクトが実際に始まりだした時に
コインの価値っていうのはあがっているものなんですか?
【坪本】
上がっていきますね。
基本的にはプレセール段階から次クラウドセール段階っていうのは
この価格をあげていくように設計されてますので。
ただプロジェクトですから
まだ形になってないものも多いですし
ビジョン系のものも多いので
そこは本当に先ほどお話をしたように
プロジェクトを応援していくというか
ベンチャー企業に投資するのと同じで
この段階では本当に投資したお金が
リターンとして返ってくるかどうかはわからないです。
コインそのものが
価値を全く持たなくなる可能性もありますし。
あるいは、暴騰していく可能性もありますし。
【インタビュアー】
なるほど。
実際
「価値を持たなくなるコインと暴騰していくコインの見分け方」
っていうのが一番難しいと思うんですけど。
【坪本】
そうですね。
【インタビュアー】
それをみんな簡単に見抜く方法って何かあるんですか?
【坪本】
簡単に見抜く方法は多分無いと思います。
もし簡単に見抜く方法があったら僕も教えてもらいたいですけど
やはりこのプロジェクトっていうのも人が作ったものですから
「その人、プロジェクトメンバーがどういう想いでやっているのか」
という部分であったりとか
「そのプロジェクトメンバーがそれをするにふさわしい実績とか経験をもっているのか」
あるいは
「スキルをもっているのか」
っていうところを判断基準にするのがまず大前提かなぁと思っています。
【インタビュアー】
なるほど。
プロジェクトだったりプロジェクトメンバーだったりが大切なんですね。
【坪本】
そういうことですね。
例えば、何か、何でもいいです。
飲み会でもいいし、どこか旅行でもいいです。
これを小さなプロジェクトとして考えた場合
旅行の手配をしたことが無い人と旅行の手配をしたことがある人。
あるいは旅行先に行ったことがある人と旅行先に行ったことが無い人。
じゃあ、どこどこに行こうと。
例えば、インドに行こうって言ったときに。
旅行先の手配をしたことがあってインドにも何回も行ったことがあるメンバーと行くのと
全く旅行の手配をしたことが無くてインドにも行ったことが無い人と
旅行に行くって言うのは、どっちが安心できるか。
あるいは、どちらが確実に旅行先に行けるかとなったら、もう明白ですよね。
【インタビュアー】
どう考えても前者ですよね。
【坪本】
そうですよね。
【インタビュアー】
こわいですもんね。
【坪本】
そうですよね。
【インタビュアー】
何もしたことがない人と…
【坪本】
そうですよね。
インドに行くとこういう危ない目にあうよとか
あるいは、こういういい想いができるよとか
そこに行った経験のある人間がやっぱり知ってる訳じゃないですか。
それと同じことだと思います。
【インタビュアー】
はい、わかりました。
今、仮想通貨でICOっていうのが頻繁に聞かれてて
色んなプロジェクトが立ち上がってて
色んなプロジェクトの中でも
ぶっちゃけ坪本さん「これはいいんじゃないか」
っていうのは何か…
【坪本】
それはね、やはりあります。
【インタビュアー】
ありますか。
【坪本】
あります。
先ほど僕も
「神様じゃないので100%見抜くことはできませんよ」
っていいましたけども。
今ほぼほぼですね。
今僕が購入したコインっていうのは値段があがってたりとか
値段があがるのを待ってたりとか
してる状況なんですけれども。
やはりある程度の
そのプロジェクトが成功するかどうか
あるいはコインの値段があがっていくかどうか
っていうのは僕なりの視点を持ってますので
それは少しお伝えすることはできるかもしれないです。
【インタビュアー】
なるほど。
それはちなみにいつごろ、聞けるんですか?
【坪本】
それはあの…
講演会とかセミナーとか
っていうところで話したりもしてますので
そういった場所に来ていただくのがいいんじゃないですかね。
【インタビュアー】
やっぱ、オフラインの場所で…
【坪本】
そうですね。
僕、あの比較的ですね…
オフラインでの対面でのコミュニケーションっていうのを大切にしてまして
インターネットのマーケティングの仕事をしてた時も
やはり…
例えば
ネットショップの店長さんに直接インタビューさせてもらったりとか
何かこう会社のコンサルティングするときも
やはり社長の直接のインタビューってのを大切にしてたりとか
あるいは従業員の方との面談っていうのを大切にしたりしてましたので
そこで一番正確に情報を深くとれるので
そこのコミュニケーションを大切にしてますね。
【インタビュアー】
なるほど、わかりました。
【坪本】
たぶんここで僕が喋っても
たぶん買わないと思うんで…(笑)
【インタビュアー】
実際に聞きに来てくださいということですね。
【坪本】
そうですね。
そういうタイミングがあれば
そこに聞きにきていただくのがいいのかなぁと思います。
【インタビュアー】
わかりました。
ありがとうございます。
実は
坪本さん監修で「月刊仮想通貨」
っていうのが創刊されたみたいなんですけども
こちら中身はどういったものになるんですか?
【坪本】
中身はですね。
「仮想通貨にこれから興味をもたれて投資をしたい」
っていう方向けの初心者向けのページが約半分ぐらい
あと
「仮想通貨に投資してみたんだけれどもどの仮想通貨を選べばいいのかわからない」
いう方向けのページが約半分ぐらい
っていうことで
初心者とか初級者向けが半分で、中級者・上級者向けが半分ぐらいの構成になってます。
約100ページぐらいのボリュームで
毎月20日前後に出るようなものになってます。
書店とコンビニとアマゾンですね。
これで全国に販売されます。
【インタビュアー】
実際それを読めば初心者の人がある程度仮想通貨を勉強した上で
買える、購入できるような段階までになるんですか?
【坪本】
そうですね。
初心者の方に
仮想通貨の仕組みとか歴史とか
そういった部分から
どの取引所を使えばいいのかとか
あと仮想通貨をどのように買えばいいのか
っていうところまで。
初心者の方にはわかるように約半分ぐらいページ
毎月毎月割いてますので。
まぁ、視点を変えてですね。
もちろん毎月記事は掲載するんですけれども
非常に初心者にわかりやすい内容になっているかと思います。
これ一冊読めば仮想通貨のことはわかると言う本になってます。
【インタビュアー】
わかりました。
「坪本さんは初心者目線っていうのをすごい大切にしているのかなぁ」
っていうのを感じることがあるんですけど
その月刊仮想通貨に対して「すごい想い」とか初心者に対して「こうなってほしい」とか
何かおありなんですか?
【坪本】
ありますね。
まさにおっしゃるとおり。
僕情報っていうのは「やはり正しく伝えるべきもの」だと思ってるんですね。
なので
仮想通貨がもともと日本で普及したのが
2014年にマウントゴックスが破綻した時期
でこのときに「間違った仮想通貨の認識」が広がってしまったと。
なので
せっかくいいものが間違った伝わり方をしてしまったがために
やはり世の中がよくなっていかないということに
僕は非常に危機感を覚えましたので
「やはり正しい情報を正しく伝えていく」
ってのがまず基本にあって。
でも
この仮想通貨とかブロックチェーンって
やっぱり難しいんですよ。
まず、形が無いのでイメージにしくい。
僕ら、インターネットの世界にいる人間っていうのは
形の無いものを売ったりしますから
比較的イメージできるんですけれども。
やはり日々大根を売ってる方とか
あるいは日々何かサービス業をされている方にとっては
形のないもの目に見えないものっていうのは
なかなか信用しにくい取り扱いにくいっていうのがあると思いますね。
【インタビュアー】
なるほど。
【坪本】
ですから。
まずそういった方向けに。
初心者の方がわかりやすく
この仮想通貨に入っていただくためには
やはりビジュアルであったりとか
文字であったりとか
こういうモノですね。
紙の媒体っていうのがあれば。
手元に置けば
いつでも見えますよね。
そういった意味で
雑誌に出してビジュアル。
どちらかというと
ビジュアルもしっかり入れて
毎月毎月手元にいろんな視点で届く。
初心者の方に色んな視点で届くっていうのが
「非常に有用かなぁ」と思ってます。
【インタビュアー】
なるほど。
じゃ初心者の人にとっては
かなりありがたいことですね。
【坪本】
そうですね。
ほとんどの方が…
初心者の方
「買いますとか」
「定期購入しますとか」
中には「5冊10冊買います」と。
結構ね、5冊10冊買う人多いんですよ。
「周りに配ります」っていって
自分でなかなか説明できないから
「この本1冊読んどいて」っていうことで
周りに配られる方が多いですね。
【インタビュアー】
なるほど。
そんだけ世の中にまだまだ初心者の方がいっぱいいて
これから勉強始めるって方が沢山いらっしゃる…
【坪本】
沢山いらっしゃると思いますね。
99%ぐらいいらっしゃるんじゃないですかね。
【インタビュアー】
そんなにいらっしゃるんですか。
【坪本】
普段講演会とか呼ばれて行った時に
一般の方々の講演会ですね
の時に
「ビットコイン持ってますか?」
とか
「仮想通貨ってどのようなものか、わかる人を手を挙げてください」
って言った時に、100人いたら一人か二人ぐらいなんですよ。
【インタビュアー】
なるほど。
【坪本】
なので
やはり世の中の99%ぐらいの人はまだ仮想通貨の事がわからない。
あるいはビットコイン持ってないって方かなと。
まぁ、今年から増えてきましたけどね。
去年まではそういう状況でした。
【インタビュアー】
なるほど。
じゃあ、本当にその人たちにとって
最適な有力な情報を月刊仮想通貨に使いましたっていう。
今回そういった…
【坪本】
そうですね。
まだまだ紙面の内容も中身もよくしていかないといけないので
徐々に徐々にしっかりとした記事内容にしていこうかなと思って
日々努力しているところです。
【インタビュアー】
はい。ありがとうございます。
動画の視聴はトップページへ